QBに足繫く通い、世代を超えて繋がるQBコミュニティで得たものとは|WeAward受賞インタビュー#01
  • インタビュー

QBに足繫く通い、世代を超えて繋がるQBコミュニティで得たものとは|WeAward受賞インタビュー#01

公開日:
2024.6.26

住友生命保険相互会社 臼田 明生さん × QBコミュニケーター 稲垣 奈美

QUINTBRIDGE「WeAward2023」”01 ワクワク・居心地のいい場所にしよう。 きっとおもしろい人に出会える。”部門で最優秀賞を受賞した、臼田 明生さんへインタビュー!

臼田さんは、住友生命に勤めて35年、いわゆる「The サラリーマン人生」を歩んでこられました。会社人生の半分以上を営業フロントで活躍された後、社内公募で手を挙げて、あっと株式会社というヘルステックのスタートアップに1年間限定で越境というレンタル移籍。そこで事業拡大をミッションに行動する日々の中でQUINTBRIDGEと出会ったと語ります。
 開設時から足繫く来館し、イベントやQBの学ぶプログラム「ILab.」「WeLab.」などでたくさんの会員さんと繋がり・繋げて頂き、またその活動がご自身の成長にも繋がっていると教えていただきました。そんな臼田さんになぜQBを活用するのか、QBならではの出会い、活用方法についてお伺いしました。

WeAward2023とは

これまでQBでの共創活動に大きく貢献頂いた人・イベント・プロジェクト・サービスを対象に、施設理念「Self-as-We」を実現するための5箇条に沿って表彰を実施。QUINTBRIDGE2周年イベントで各部門の最優秀賞を発表しました。

【Self-as-Weを実現するための5箇条】
01:ワクワク・居心地のいい場所にしよう。きっとおもしろい人に出会える
02:自分の思いをシェアしよう。個性が自然と発揮されるはず。
03:社会課題を持ち寄ろう。そこに問いと共感が生まれる。
04:ともに動き出そう。共創アイデアが形になっていく。
05:世の中に新たな価値を提案しよう。「わたしたち」で社会を前進させよう。

▶WeAward2023 ノミネート&最優秀賞決定!
詳しくはこちら:【最優秀賞決定!】We Award 2023 | QUINTBRIDGE

|スタートアップでの勤務経験がQUINTBRIDGEとの出会いのきっかけに

ー最優秀賞を受賞された時のお気持ちを聞かせてください。

臼田さん  本当に光栄の極みです。受賞時の登壇の際にも話しましたが、同部門で受賞された株式会社WideOpenMarketing 櫻田 人司さんの大ファンで、尊敬している方なんです。櫻田さんのセミナーやWe Lab.も参加して、レッドブルのマーケティングのお話など驚きの連続で。そんな方と同じ壇上に乗せていただいたことも大変光栄ですし、素晴らしい方達のなかで、自分の存在を受け止めていただいたことに対して、ありがとうございますという気持ちです。

稲垣さん  臼田さんは、場の空気作りもしてくださっているのですが、ご自身も何かしらを得て持って帰ってくださっていて。よくイベント後に「このカテゴリ全然知らなかったよ!もっと世の中に知ってもらうべきだと思う!」というような熱い感想を伝えてくださったり、この場のためにだけでなく、ご自身がワクワクしながら出会いや繋がりのためにも活用してくださっていることが選ばせていただいた理由の一つです。

WeAward2023受賞式で01部門の最優秀賞に選ばれた臼田さん

臼田さん  QUINTBRIDGEは、手を上げて移籍した「あっと株式会社」在任時に出会いました。未知の世界をいくスタートアップは、社内に事業ケースの積み上げが乏しいのが現実です。住友生命では目の前の答えを出そうとすると、いろんな失敗や成功の事例が山ほどあり、100年間以上事業を営んでいるので社内にノウハウが溜まっています。一方でスタートアップに行くとそれがないんです。1年限定で「事業拡大に貢献を果たす」というミッションを背負いながら、人的リソースは限られている。社内で誰かに教わることもできない。どこかに探しに行かないと何の仕事もできないなと。 そんな時に、ちょうどQBで開催されていたイベントと私の当時の課題がマッチして参加しました。

「ここにくると解決の糸口や”何か”が見つかるかもしれない。」

そう感じ、それ以来、継続して来ているという経緯です。

稲垣さん 臼田さんといえば、QBの主催共催イベントにほとんどと言っていいほどご参加いただいている印象があったので、当時の「どこかで何かを探していかなきゃいけない。」という思いをお聞きして、腑に落ちました。新規事業部に異動された企業の方、スタートアップの起業家など、何かを探して来てくださる方は多いので、臼田さんのQB活用方法もぜひお伺いしたいです。

|ここに来れば、『繋がりの原石』と巡り会えるー

臼田さん  活用なんておこがましくて思ったことはないのですが、ここにはいろんな人、イベント、I Lab.(ゼミ)のようなプログラムもあります。イベントはものすごく多様で、ものすごくオープン。今日来て今日何かを得られるというよりは、ここでの出会いがいつか何かの繋がりになる。そんな『繋がりの原石』と巡り合う機会が多いなと思っています。そういった期待もあり、時間がある限り、お邪魔させていただいています。

|ゼミ(I Lab.)での世代を超えたコミュニティで刺激をもらう

臼田さん   I Lab.でいえば、秋元ゼミ3期と忽那ゼミに参加しました。本当に本当に多彩なメンバー揃いです。ゼミ同士すごく仲が良いんです。例えば秋元ゼミ生の山田さんという起業家とは、感覚が似ていて、あっちこっちの同じイベントで遭遇するんです。昨日も会いました(笑)。会うと必ず意見や情報交換をしたりします。スタートアップや、新規事業をしている人たちの世界はそんなに広くないので、繋がりが増えること、深まることはとてもいいことだと思います。 

また、ゼミには、NTT西日本の社員さんも半数ほど参加されていて、若手の方やパワフルな女性メンバーもいたりと、普段企業で勤めているだけでは、出会えない方、仲良くなる機会もないような方との出会いがありました。私自身もそれなりにキャリアを積んできたので、そんな挑戦する方を少し応援することだけでも、自分のメンタリティプラスを感じています。最初は発言が控えめだったメンバーが、今ではイベントで堂々と登壇したりして、もしかしたらそこに少しでも影響を与えられていたとすれば、すごく嬉しいなとも思います。熱い気持ちを持ったゼミ生が多いので、この環境の中で知らぬ間にブレイクスルーしている部分があるかもしれないと思います。
 

稲垣さん  この施設自体が、NTT西日本の社員の人材育成拠点という側面もあり、運営側としても臼田さんのような社外の方と、NTT西日本の社員が関わっていただくことを望んでいましたので、そこにプラスな面を見出していただいていることがありがたいです。そういったポジティブな空気作りをしていただき、私たち運営側も「臼田さんがいるから安心。」と感じることが多く、まさにアワードの「ワクワク・居心地のいい場所づくり」に貢献いただいています。

臼田さんが参加したQBの学ぶプログラム「ILab.」はこちら

「QUINTBRIDGEゼミ ILab.」は、第一線で活躍されるメンターによるインプット&メンタリングを通してビジネスアイデアのグロースや社会実装を加速させることをめざす取り組みです。時にはライバル、時にはサポーターのような濃いつながりの仲間と共に半年間、本気のプログラムを歩みます。

詳細はこちら:
QUINTBRIDGE ゼミ「I Lab.」 | QUINTBRIDGE

|居心地のいい場・ポジティブな交流を生むために、意識していることは

臼田さん  永く営業をしてきたなかで、カスタマーサクセスのように『お客様が良くなることの結果として私たちの営業がある』という、まずは自分から提供することを一義に考え行動しています。例えば、法人営業を担当した際に、某大手企業を四年ほど担当していましたが、保険の営業をしたことはほとんどないんです。何をしていたかというと、その企業の商品を売ることと野球の応援に行っていました。結果、たくさん契約をいただきましたが、私はそれが一番美しい営業の姿だと思っています。

QBでの行動も原理的には同じで、イベントでピッチなどがある際、質疑応答の時間があれば必ず質問をするようにしています。質問が1つも出ない状況って辛いと思うんです。特に、日本のこういう場では質問が出にくいじゃないですか。ファシリテーターの方も、ご自身で質問も考えながら投げかけたりされていると思います。誰かが1つ喋ると比較的手が挙がりやすくなるのではと、必ず質問をするようにしています。せっかく参加しているので、会員としてイベント進行のお手伝いができたらという思いもあります。

稲垣さん  本当にいつも助かっています。ありがとうございます。

臼田さん  特にスタートアップピッチは、5分間程度の短い時間では伝えたいことの半分も言えていないはずなので、こういうことを言いたかったんだろうと想像しながら質問をすれば、もっと事業のことが他の方にも伝わるだろうなと。そう考えることが聞く側のお作法といいますか(笑)。これは、偉そうに組織貢献として言っている訳でなく、自分の訓練でもあるんです。何かのきっかけで起業家の方とお話する際に、何を聞くべきか、メンタリングのコツを養ったり、そういう場面で自然に言葉が出せるようになるための、訓練なんです。ギブアンドテイクだと思っています。

質問のフレームワークをファイルに入れ、冊子を見ながらピッチを聞いているという。

|QBの魅力は多様なコミュニケーターが常駐していること

臼田さん  いろんな良さがありますが、フロアにコミュニティマネージャーがこんなにいる施設はないのではないかと思います。NTT西日本の方もそうですし、キャリアも、性別も年齢も、本当に多様なコミュニケーターがフロアにいて、それが本当の意味でのコミュニティになっているのが一番の魅力だと思います。

また、多様なイベントが開催されているので、ご自身の取り組みや仕事内容に縛られずにイベントに参加してみると、それをきっかけに活動やここでの繋がりが拡がっていくと思います。気さくなコミュニケーターの方もフロアにたくさんいますし、ふらっと相談するのもいいかもしれません。

|今後はゼミの枠を超えた共創活動に挑戦したい

臼田さん  I Lab.のそれぞれのゼミには、熱い思いを持った素晴らしい人がいるので、ゼミの枠を超えた卒業生の交流の場があればいいなと思っています。I Lab.(山崎ゼミ)出身で『ゴミの学校』という事業に取り組んでいらっしゃる方がいて、カードゲームで社会課題の解決方法を考えるというプロジェクトがあります。例えばそれをキックオフにしてI Lab.出身者の皆んなでやってみるのも面白いと妄想しています。個々のゼミで終わるのではなく、さらに輪が広がるような場があれば願っています。

いかがでしたでしょうか。
QUINTBRIDGE
はとてもオープンな空間・雰囲気で1度ご来館いただくと、そこから定期的に足を運ぶ会員さんも多くいらっしゃいます。毎日多様なイベントも開催されていますので、仕事帰りに、仕事のついでにぜひQB現地へ来て下さいね。

▶QUINTBRIDGE最初の一歩はこれがおすすめ!

「QB館内ツアー」

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|2階にコミュニケーター相談窓口を設置!

QB2階階段上がってすぐのところに相談窓口を開設しました!
「こういうアセット・課題を持っていて、、」や「こんなことできませんか?」などお気軽に話しかけてくださいね。

▼過去のILab.WeLab.の模様についてはこちら
【ILab.ガチゼミ】熊本・山鹿市長へ"ガチ"プレゼン!
https://www.quintbridge.jp/about/library/detail/202402032216.html


▼過去の共創事例インタビュー
【共創事例インタビュー#2】日本で一番スムーズに動くVTuberロボットをめざして
https://www.quintbridge.jp/about/library/detail/202402070929.html 

【共創事例インタビュー#1】NTT西グループ × 株式会社 Spectee 「Spectee Pro for elgana」https://www.quintbridge.jp/about/library/detail/202309120000.html

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