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「思いを1億円の事業に!ゼミ」最優秀賞を受賞!3ヶ月で17万人が利用したセクシャルウェルネスの自己分析ツール『tawagram』の挑戦|株式会社Unwind
- 公開日:
- 2026.6.17
QUINTBRIDGEが開業より開催している、思いや社会課題に向き合う起業家がサステナブルなビジネスモデルを磨き上げるプログラム「思いを1億円の事業に!ゼミ」。
本プログラムで最優秀賞を受賞された株式会社Unwindの代表取締役、萩原佳音さんにお話を伺いました。
セクシャルウェルネスをめぐる自己分析ツール『tawagram(タワグラム)』は、リリースからわずか3ヶ月で17万ユーザーを突破。その爆発的な広がりの裏側にある「好奇心と怒り」がありました。そんな起業家としてのリアルな思いに迫ります。

「社会課題」ではなく「好奇心」と「怒り」から始まった
ーまずは簡単な自己紹介と、現在展開されている事業について教えてください。
萩原さん: 株式会社Unwindの萩原佳音です。「とぅるもち」という発信名でも活動しています。2018年頃からネットで性に関する発信を始めたのですが、当時はまだ「女性が顔を出して性を語るなんてありえない」という時代だったので、家族と相談して名前と顔を出さずに活動していました。会社を作るタイミングで、本名を出したという形です。
現在は、セクシャルウェルネスをめぐる自己分析ツール『tawagram(タワグラム)』の開発や、セルフケアアイテム(潤滑剤など)の販売を行っています。元々は、世の中に出回っている潤滑剤が相手側(男性側)が使う前提のものばかりで、女性が痛みを感じた時に「一緒に使いたい」と言えるものがないな、と思い、自社で開発しようとなったのが会社化のきっかけでもありました。
ー性に関する活動を始められた背景には、どのような思いがあったのでしょうか?
萩原さん: 学生の時に、これまで表立って語られなかった文化やアンダーグラウンドな世界にすごく興味があったんです。最初は「性産業の現場を取材して卒論にしたい」という純粋な好奇心でした。結局それはゼミの先生に「お金がかかるからやめときな」と言われて、海外の性文化に関するミュージアムや日本のセクシャルなショップのルポを書くことになったんですけど。
だから最初は、女性学とかジェンダーといった社会課題には興味がなくて。自分が大事、みたいな人間だったんです(笑)。
ーそこからなぜ、性を真面目に事業として取り組むようになったのですか?
萩原さん: 大学のサークルに入った時、男性が誕生日プレゼントにプレジャーアイテム(セクシャルグッズ)をあげるような笑い話があったんです。でも、女性がそういう話に入っていくと「こいつやばい」みたいな目で見られたり、急にそういう風に誘われたりして、それがすごく嫌で。
だから、ジェンダーを問題視したというよりは、「こいつ軽い女だって思われるのが嫌なんで、性に関して私は誰よりも真面目にやってるんだぞ!」っていうのを見せつけたい気持ちからスタートしたんです。
ーそこから今の『tawagram』の構想にはどう繋がっていったのでしょうか?
萩原さん: 新卒でアダルト系のWebサービスを展開する企業に入り、Webディレクターを務め業界の裏側や、女性がリスクを伴う環境でお金を稼がざるを得ない実態を見る中で、「自分を守るための教育の不足」を感じました。そこで独立し、カウンセラーとしての活動も始めたんです。
でも、みんな相談はめっちゃしたいのに「タダでやれる」と思っているんですよね。こっちは専門的な知識をつけて人のコアな悩みに寄り添っているのに、これでは事業として暮らしていけない。カウンセリングにお金を払うハードルが高いなら、その手前に「自分でマインドセットを変えていけるサービス(自己分析)」を作らないといけない、と思ったのが今の形に繋がっています。
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3ヶ月で17万人。「夜のMBTI」として爆発的にヒット

ー『tawagram』は、リリースから3ヶ月で17万人という驚異的な反響がありました。この広がりは予想されていましたか?
萩原さん: いえ、最初はスナックにポップを置いてもらったりして、じわじわ広げるつもりでした。爆発的に伸びたのは、世の中で「MBTI(性格診断)」が流行っていた波に乗れたのが大きいです。友達がショート動画で「夜のMBTI」というワードを使って投稿してくれて、それがバズりました。私たちは直接的に性の課題を解決するというより、MBTIやストレングスファインダーのような「自己分析プラットフォーム」というポジションを取っています。だからこそ、競合がいなかったんだと思います。
ー自分の状態を「天気予報」のように把握することで、ユーザーにはどんな変化が起きていますか?

萩原さん: 例えば30代の女性で、自分のセクシャルな気持ちが上がったり下がったりする理由が分からず、パートナーに対してずっと罪悪感を抱いていた方がいました。でも、それが自分の生理周期と紐づいていると分かった時に、すーっと罪悪感が消えたんです。
「自分に何が起きているのかを知れる」って、頭痛が起きた時に天気(気圧)のせいだと分かって安心するのと一緒なんですよね。急に相手が触れてきてイライラしてしまう時でも、お互いが理由を知れていれば安心できます。
ーこのサービスを通じて、最終的にはどんな社会になってほしいですか?
萩原さん: 現在16タイプまで増えているんですが、タイプごとに「こういう傾向がある」というデータをメディアで発信していきたいです。それを見て「自分と同じような人がいるんだ」と安心してもらえたり、似た人がどうやって問題を解決しているかを届けられたりしたらいいなと。
結婚する前や子どもを持つ前に、ある程度2人で「こういう波がある時はこう対処しよう」と話せる状態を作る。タブー感なく向き合える人が増えれば、最終的に子どもを持つという選択をした人たちが、少しでも幸せに生きていける形を作れるんじゃないかと思っています。
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資金ショートの危機。「やばい!」と飛び込んだQUINTBRIDGEでの気づき
ーQUINTBRIDGEの「思いを1億円の事業に!ゼミ」に参加され、最優秀賞を受賞されました。そもそも参加のきっかけは何だったのですか?
萩原さん: 去年の今頃、資金がなくなるし、投資家も見つからないしで「やばい!」ってなったんです(笑)。そんな時に、すがるような気持ちでQUINTBRIDGEの公開壁打ちイベントに参加したのがきっかけでした。「ここのゼミは良いよ」と聞いて、その後のゼミも参加を決めました。


ーゼミを通して、どのような変化や役立ったことがありましたか?
萩原さん: メンターの山崎さんが、現役で走り続けている起業家だということがすごく大きかったです。既存のアクセラレーターって、意外と起業している人がメンターに少なかったりするんですよね。山崎さんは色々な人の話を聞いているからこそ、私たちの話をすっと理解してくれて、返ってくる言葉に重みがありました。
ー特に印象に残っているアドバイスはありますか?
萩原さん: 「お金に関する話」ですね。なかなか普段は聞けない部分なので。 これまで、自分たちのやっている社会課題を知ってほしいから、登壇とかに呼ばれても結構無料で受けちゃったりしていたんです。でも、「案外、ちゃんと自分のやっていることには価値があるんだ」ということを学べたのがすごく大きかったです。
【萩原さんからのAsk】「レンタル」を活用したPoC(実証実験)パートナーを募集!
現在、株式会社Unwindでは事業の次なる展開として、「レンタル」モデルを活用した新たな実証実験(PoC)の実施を検討しています。この取り組みを通じて、ユーザーの皆様にさらに寄り添った体験を提供し、事業のスケールアップを目指していきます。
→ 事業会社の皆様: レンタル事業を通じたPoC(実証実験)にご協力いただける、あるいは共創にご興味のある企業様。
→実証実験中のレンタルモデルを試してみたい皆様: よりよいサービスの提供に向けて様々なご意見をくださる女性の方。
→tawagramもリニューアル!是非体験してみてください:https://tawagram.com
ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にコンタクトをお願いいたします! ▸ [株式会社Unwind お問い合わせ先 https://unwind-inc.co.jp]
萩原さんのように、「社会課題に対する強い思いはあるけれど、資金や事業スケールの壁にぶつかっている」という起業家の皆様。QUINTBRIDGEでは、その「思い」をサステナブルなビジネスモデルへと昇華させるための実践的なプログラムを提供しています。
「思いを1億円の事業に!ゼミ」では 現役起業家によるメンタリングと、同じ熱量を持つ仲間との本気の壁打ちを通じて、あなたの事業の視座を引き上げます。
現在QUINTBRIDGEではゼミの助走期間として、ゼミメンター陣が、それぞれの専門性と強みを活かし、あなたの事業を前進させるための知識をインプットする「QB 事業インプットLab.」を実施中
是非ご参加ください!
「QB事業インプットLab.」の申し込みはこちら!
★第1回:5月25日18:00-20:30「パーパスと事業モデルの連動、思いをビジネスに活かす」
https://www.quintbridge.jp/event/detail/202604251629.html?date=2026/05/25
★第2回:6月18日18:00-20:30「提供価値の再定義とターゲットの仮説構築」
https://www.quintbridge.jp/event/detail/202605141320.html?date=2026/06/18
★第3・4回 7月6日18:00-20:30「仮説検証【前半:POC計画】」 8月7日18:00-20:30「仮説検証【後半:POC実践結果】」
https://www.quintbridge.jp/event/detail/202605211953.html?date=2026/07/06
★第5回 8月20日18:00-20:30「出口モデルと数字、「思い」をスケールさせ、着実に利益を生むための逆算思考」
https://www.quintbridge.jp/event/detail/202606011548.html?date=2026/08/20
「思いを1億円の事業にゼミ」FINALPITCHのレポートはこちら!
https://www.quintbridge.jp/about/library/detail/202605281547.html
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