【ゼミ特集vol.4 】卒業生に聞いた   メンター大畑さん・ゼミの魅力とは
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【ゼミ特集vol.4 】卒業生に聞いた メンター大畑さん・ゼミの魅力とは

公開日:
2025.6.6

QUINTBRIDGEの学びプログラムが、新たに生まれ変わりました!



「UP↑UP↑プログラム」は、このたび「QB Lab.」としてリニューアル!

インプットで終わらせず、必ず実践へ。挑戦者が事業アイデアを生み出し、育て、形にする。
共創をめざす、“学びのその先”まで実践し、挑戦者を育むプログラムとなりました。

自分自身や事業、社会課題等と向き合いながら新たなアイデアを磨きあげたり、
課題解決の実践を通じて、ビジネスの可能性を広げる複数のゼミで構成されています。

これまで、QUINTBRIDGEでは多様で個性あふれるゼミが開催されてきましたが、
昨年度に続き開講されるゼミもあれば、新たな形へと進化するゼミもあります。

今回は、「ソーシャルグッドな事業開発ゼミ(メンター:大畑 慎治さん)」に焦点を当て、それぞれのゼミで何が得られたのか、どんな気づきがあったのか。実際に参加した卒業生の声を通して、その魅力と可能性をお届けします。

|ソーシャルグッドな事業開発ゼミ(メンター:大畑 慎治さん)ゼミ生インタビュー


ー 簡単に自己紹介と、参加のきっかけについて、教えてください。

寺田さん   会社員で経営コンサルタントをしながら、子供の繋がり格差を解決するための事業をしている、mimamo代表の寺田 紫衣真(しいま)です。mimamo(ミマモ)は、「対話と”もくもく”で子ども達の未来をひろげる」をコンセプトにしたオンライン教室です。小学校4年生から高校生までを対象にした定期的なオンライン面談と、多世代交流型のもくもく部屋(オンライン自習室)を提供しています。

元々QBはイベントで行ったことがありました。その後ゼミの存在を知人から教えてもらって。
私の事業であるmimamoは社会課題解決を目的にした事業なので、いろんなゼミがある中で「ソーシャルグッド」が一番当てはまる・講座の内容も面白そうだなと思い選びました。

ソーシャルグッドなゼミを選んだ理由は二つあって、一つ目は、事業のブラッシュアップです。
ちょうど事業を作り始めたばかりだったので、「どうやってより良いものにしていこうか」と考えていました。
そこで、いろんな方の意見を聞きたいと思って参加してみました。

二つ目は、社会課題に関心がある人たちとの出会いです。
オンラインでアクセスできるプログラムは多いのですが、対面で学べたり、社会貢献に取り組んでいる方々と交流する機会なので、ぜひ参加したいと思いました。


松永さん   オンラインコミュニティイラスト大教室の主催運営をしている松永 真琴です。
イラストに特化した女性専用の場所で、メンバーはざっくり200人くらい。運営して今年で6年目です。

大畑ゼミを知ったきっかけは、参加していたLED関西というビジネスコンテストの昨年のファイナリストの方が「QBの山崎ゼミで最終発表をする」というXの投稿を見て、見学に行きました。

もともとQBには、よく行ってたんですが、見学に行って、「無料で経営ゼミに参加できるんだ!」と知って驚きました。
先輩にも、山崎ゼミをおすすめして頂いたんですが、事業内容の前に、経営の基本から知りたい私にはまだハードルが高く感じました。
他のゼミの発表も見て決めようと見学に行った先がソーシャルグッドなゼミでした。
とにかく和気あいあいとしていて楽しそうなのが印象的で。
「1億円を目指す前に、
まずは事業内容に一緒に苦悩できる友達がほしい!」と思って、大畑ゼミを選びました。

 

ー 実際に、参加してみていかがでしたか

松永さん   メンターの大畑さんの人柄なのか、全然プレッシャーがなくて楽しいゼミです。
毎回QB閉館のギリギリまで意見交換をして、そのあと毎回大畑さんも一緒に行く飲み会がありました。
事業の話だけでなく、時間外にも大畑さんが参加してコミュニケーションがとれる時間があるので、同期のメンバーと仲間意識ができたのも大きいなと思います。





松永さん   大畑さんも優しいし、2期のメンバーもいい人ばっかりで。
同時期に参加していたビジネスコンテストは規模も大きい分、結構強めに詰められることが多くて、落ち込んだ時「なぐさめて!」というと、みんな真剣に私や事業プランのいいところを伝えてくれ、ビジネスの観点からも無茶なことをしようとしているわけじゃない、と諭してくれたりもします。
大畑ゼミで癒してはげましてもらったおかげで、なんとか頑張れたなと思います。


寺田さん   ゼミでは、共に挑戦したり、共創できる仲間との出会いが多くありました。今でも集まって壁打ちをしたり、意見を交わす時間を定期的にとっています。
大畑ゼミは「社会を良くしたい」という共通の思いを持っているので、気が合うのかもしれません。
こうした仲間とのつながりがどんどん広がっていくことで、「地球人みんなで地球を良くしていく」というビジョンを共有し、実現しやすい環境が生まれていると感じています。


松永さん   大畑さんが関西でのソーシャルグッドなコミュニティをつくるという使命をもっているからか、一期生と二期生のつながりも重要視してくれていて、今後も合同での進捗発表会や、合宿の企画もあります。
1回ゼミに参加して解散、というかたちではなく、継続的な進捗発表会を用意してくれたりと、学びと交流が続く仕組みを大畑さんが作り続けてくれているのが、大畑ゼミの大きな特徴だと思います。




寺田さん   ゼミ自体もとても学びの多く、大畑さんは鋭い視点を持っていて、私が「予防的な観点で子どもの問題を解決したい」と話した時も、「それって本当に、今このタイミングで手を差し伸べるのが正解なのか」、「必要になってから対応するのではダメなのか」といった問いを投げかけてくださいました。

そうした「そもそも」という視点で考え直す機会を得たのは、とても貴重だったと思います。今もまだ事業としての形の継続に向けてブラッシュアップを続けている段階ですが、
人生の選択肢についても、「これだけじゃない」「もっといろんな可能性がある」といった新たな視点を得ることができました。

大畑さんとの出会いもそうですが、正直、一番の価値は学びだけではなく、人とのつながりだと思います。


松永さん   私はビジネスの知識がほとんどないまま楽しく好きなことをやっていたらそれが仕事になったので、「面白そうだな」って法人化してしまって。
でも「もっとちゃんと勉強しないと」と思い、別のビジネスコンテストのアクセラレーションプログラムに参加しました。
そこでビジネスの基礎を学ぶつもりだったのですが、何もわかってない状態で、「競合は?」「市場は?」「キャッシュポイントは?」「顧客は何に価値を感じるの?」「そもそも誰も欲しくないよ」と詰められて苦しんでいるところに、大畑ゼミがあって本当によかったです。

大畑さんからもらった言葉で、印象に残っているもののひとつに、「困っている人がいる。助けてあげる。『ありがとう、お金払います』これが、ビジネスの基本」というコメントがあります。

それと、『自分がこうなっていたい、という未来に向けて何ができるのかを考えて、実行する』という軸を信じていいと繰り返し伝えてもらったおかげで「カネになるかならないか」だったり、その場ごとに言われることが変わる状況下でも自分を信じることができました。

 

お二人の共創についても、お聞かせください

寺田さん   松永さんが運営するオンラインコミュニティ『イラスト大教室』と、私が運営する学びと対話のオンライン教室『mimamo』は、パートナーシップを組んでいます。
イラスト大教室のコミュニティメンバーに、集中できる作業環境を提供する代わりに、主催の松永さんにmimamoの発信活動を手伝っていただくというものです。松永さんは文章での発信が得意な方なので、お任せできると思いました。


松永さん   そもそも寺田さんは1期で、私は2期と期が違っています。
ゼミ選びのために見に行った1期の最終発表で、寺田さんのmimamoと、私が運営を続けているコミュニティの協業を思いつきました。
メンバーが作業する場をもっと盛り上げたいと思っています。
そこで、寺田さんに『うちでオンライン自習室を開催してもらえませんか。』と声をかけたんです。

発表の休憩時間に声をかけて、集合写真を撮り終わったあとにミーティングのスケジュールを抑えてLINEを交換して帰宅しました。


寺田さん   松永さんが声をかけてくれて、発表したら見つけてくれる人がいるんだなと、表に出て発信していくことの重要性に気づきました。

最初に声をかけてくれたときに、松永さんが『こういうことをやりたい』と話してくれて、その数週間後のミーティングで具体的な提案資料を用意してくれていました。
資料には『こうやってやりましょう』や『実験的に期間を決めてやりましょう』という提案があり、そこから密にすり合わせを進めました。
松永さんは発信力があるので、お互いに相互補完的な形で進めていった感じです。

noteにパートナーシップをむすんだきっかけを双方の視点から書いているので、よかったら読んでみてください。
両方から読むと、声をかけた側の想いと、声をかけてもらってどう感じ、決断に至ったかが見えるので、共創の流れのヒントになるかもしれません。

松永さんのnote:
https://note.com/illust_bigroom/n/n019a2a000404

寺田さんのnote:
https://note.com/mimamo_online/n/n6ba3cac1c243#c17c29c0-0292-4800-80f6-611f80010431

 

大畑ゼミは、 どんな方におすすめですか

寺田さん   資本主義の社会の中で、「ソーシャルグッド」や「社会課題の解決」を軸にしたビジネスを学べる場は珍しく、共感できる仲間がいるのが大畑ゼミの魅力だと思います。
「自分のためだけじゃなく、他の人のためにも」という考えを持っている人にとっては、大畑ゼミはとても良い環境だと思います。


松永さん   大畑さんは対等な立場で話してくださり、素直に疑問を投げかけても真剣に向き合ってくれます。
知識も豊富ですが、話すときにピリッと緊張感が走るようなことはなく、リラックスして学べる環境を作ってくれるので、温かい雰囲気が好きな方にもおすすめです。


寺田さん   ゼミの発表後には、大畑さんがその場で思ったことを資料にまとめて投影してくれるのも特徴的ですよね。事前に準備されたものではなく、リアルタイムで考えたフィードバックを共有してくれるので、より実感を持って学ぶことができます。
あと、社会貢献に関心のある人は「いい人率」が高く、孤独を感じがちな社会課題への取り組みも、ここでは共感し合えると感じています。


松永さん   私の事業はアートの裾野を広げるというものなので、自分のビジネスが「ソーシャルグッド」に当てはまるのか確信はありませんでした。
でも、「もっと多くの人に美術作品を楽しんでほしい」「家に絵を飾る文化を広めたい」「アーティストが絵で食べていけるようにしたい」というものですが、みんなの幸せがソーシャルグッドなんだから、アートの楽しみを広げることだってソーシャルグッドだろ!と応募して、受け入れてもらえました。

自分の作りたい事業が、ソーシャルグッドだという確信がなくとも、「友達を作りたい、仲間がほしい」という気持ちで参加しても、とても得るものが大きい場だと感じています。
すごくクレバーで大きな視野があるのに、受講生と同じ土俵で話してくれる大畑さんはめちゃくちゃリスペクトできます。


寺田さん   松永さんとはコミュニティでの共創だけではなく、一緒に新規事業を進めるかたちになったり、松永さんの紹介で2期のメンバーがmimamoの手伝いに入ってくれるようになったりと、ゼミに参加することで大きく前進したと感じます。

こんな機会をくださった、QUINTBRIDGEに感謝しています。ありがとうございます。

2025年度の取り組み

\\\こんな方におすすめ///

●ソーシャルグッドなビジネスを作りたい方
●社会課題解決にインパクトのある事業を作りたい方
●企業の中で社会的な責任や持続可能性に関心を持ち取り組みたい方
●ソーシャルグッドな取り組みをアップデートしたい方

メンター大畑さんのメッセージ

上期のゼミ生募集は終了してしまいましたが、最終発表会はゼミ生以外も観覧することができます!

どんなゼミ?ゼミ生はどんな人が多い?少しでも気になる方がいらっしゃいましたら
お気軽にコミュニケーターに質問ください!

オススメイベント

メンター大畑さんが、ホストを務める「ソシャっていいとも!」

本イベントは、ソーシャルグッドチャレンジャーを数珠つなぎでゲストに呼ぶトークセッションとなります。


・ソーシャルグッドな取り組みに関して知りたい
・そういったプレイヤーの話に興味がある
・ソーシャルグッドなビジネスを作りたい
・社会的な責任や持続可能性に関心を持ち取り組みたい

少しでも興味ありましたら、是非ご参加ください!


本イベントに関するライブラリー記事はこちら!
https://www.quintbridge.jp/about/library/detail/202504041737.html

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