【兵庫県の挑戦】DRONE HYOGOミートアップ〜ドローンで越える!イノベーションの壁~を開催しました!
- イベントレポート
2024.10.15
2024年10月2日(水)、NTT西日本グループであるNTTスマートコネクトが提供する「ライブコマース」のプラットフォームを活用し、ともに「配信者と視聴者の距離をグッと近づける世界」の実現に取組むパートナーを決定するピッチ大会を開催しました!
7月にパートナー募集を開始し、13社からエントリーをいただき、厳選な書類審査の結果、本ピッチに登壇いただく企業5社を決定しました。
登壇企業からのコメント、審査のポイントなどピッチ大会の様子をレポートします!
まずは、NTT西日本 イノベーション戦略室 西﨑より、QUINTBRIDGEの紹介です。
QUINTBRIDGEは3年目を迎え、個人会員は2.1万人、法人会員は 1578組織、連携パートナー72組織と”関わりしろ”を伸ばしてきました。約2年の間に撒いてきた「共創の種」を育て、多くの共創プロジェクトを生む1年にしたいと語った本年度。
「学ぶ」「繋がる」「共創する」の3つの軸で、今後もさまざまな共創の機会を創り出していきます。
続いて、NTT西日本 イノベーション戦略室 宮永さんより、本プログラムについて説明しました。
NTTが注力するビジネスマッチングを目的としたプログラムが、今年度もスタートしました。今回で3回目の開催となるこのイベントは、過去2回の成功を踏まえ、今年度も3回実施を予定しています。
NTT西日本グループであるNTTスマートコネクトが提供しているライブコマースサービス「foove※」の土台となるシステムをアセットとして活用し、幅広い分野のEC事業者向けにライブコマースプラットフォーム事業を新たに展開する計画です。
従来、配信者の想いを視聴者に届けることが難しい領域に対して「想いをもって商品や製品、サービス等を作っている配信者と視聴者の距離をグッと近づける世界」実現に向けて「配信者」「視聴者」の課題を解決できるプロダクト・技術を持つパートナーを募集しました。
第4回は「EV導入」、第5回は「スマートシティ」をテーマに開催されます。
ー今回のビジネスマッチアップで期待していることを教えてください。
宮永さん: ビジネスマッチアップ自体が久しぶりで、今回は第3回目の開催となります。特に今年度はNTT西日本の注力領域にフォーカスをしていて、今年は3回開催する予定の初回ということでどのような共創の可能性が生まれるのか楽しみですね。
初めてスマートコネクトからお題を出していただくという点も新鮮です。自社エンジニアがいる会社なので、今までよりもさらにスピード感を上げて、事業立ち上げができるのではないかと期待しています。
ー今年開催される残り二つのテーマのスケジュールは決まっていますか。
第4回「N.mobi(EV導入)」に関しては登壇企業の募集を締め切っており、11月21日にピッチ審査を実施予定です。
第5回の「スマートシティ」は、説明会と募集開始をしており、10月31日にエントリー受付を締め切り、12月にピッチ審査を開催する予定です。
スケジュール詳細:https://www.quintbridge.jp/program/detail/202409021400.html
今年度は共創の種を撒くフェーズというよりは、形になるものをどんどん生み出していくことを見据えて取り組んでおり、早ければ3つのテーマすべて、PoC(実証実験)が今年度中にできればいいなと思ってます。最後の開催である「スマートシティ」は、PoC実行までは難しくとも、来年度に向けてきちんと計画まで作っていけるようなスケジュールを引いています。
事前の選考に通過した5社は、各社のアセットと共創により生まれるシナジーの可能性を熱く語りました。
■AiHUB株式会社 代表取締役/CEO 園田れい 様
アニメ・バーチャルヒューマン等の日本のエンタメに特化したマルチモーダル基盤モデル・AIオーケストレーションの研究と事業開発をおこなっています。
企業URL:https://aihub.co.jp/
ーQUINTBRIDGEを知ったきっかけと応募理由を、教えてください。
園田さん: QUINTBRIDGEのことは今回初めて知りました。ビジネスマッチアップを支援している方から紹介してもらって、訪問も今日が初めてです。
このプログラムについてもその際に教えてもらったのですが、私たちは、AIを使って事業を展開していて、基盤よりのディープテック企業なのですが、この技術との相性が良さそうだと感じたのが応募理由です。
ライブコマースは今後ますます変化のある領域だと思っています。特に中国の市場では、バーチャルヒューマンなどにAIが実装されていて、自律的に動き、ライブコマースに出てきているんですね。そういったものが私たちの提供するものと組み合わせると実現できるんじゃないかなと期待しています。
ー今までにピッチ大会に参加されたことはありますか。
園田さん: モーニングピッチなどに参加したことがありますが、普段はセミナーが多いです。大学や自民党の経産省などにAIについて研究しているところから呼ばれることもあります。AIは無色透明なものなので、例えばデータを持ってる企業とも協業に繋がりますし、ライブコマースなどの既存システムにAIを組み込むということでも共創に繋がることがあります。
ーNTT西日本グループとの共創で期待することを、教えてください。
園田さん: ライブコマースのシステムを創るところと、販売や営業を広げていくところに期待しています。ライブコマースといった結構なお金が絡む事業に関しては、信頼度が大切なので、そういった部分でもNTTグループと一緒にやらせていただけると、全国、世界へ拡大していけるのではと思っています。
■株式会社any style 代表取締役/CEO 萩原湧人 様
法人向けVTuberマーケティング「my dear. nest」と、コンシューマ向けVTuber推し活アプリ「my dear.」の2つの事業を行なっています。
企業URL:https://anystyle.jp/
ーQUINTBRIDGEを知ったきっかけと応募理由を、教えてください。
萩原さん: QUINTBRIDGEには初めて来たのですが、きっかけはデロイトトーマツさんと仲良くさせてもらっていて、今回企画・運営されるということでご紹介いただき、応募させていただきました。
元々オープンイノベーション施設はよく利用していて、オフィスもグロービスの投資先が入居できるところに入っています。ただ、大阪ではこういった施設は初めてで、新鮮な気持ちです。
今回は、「ライブコマース」がテーマで、うちもVTuberの実績があるので、ノウハウを生かせるんじゃないかなと思い、手を挙げさせていただきました。
ーNTT西日本グループとの共創で期待することを、教えてください。
萩原さん : さまざまなネットワークがすごく大きいのかなと思っています。まずこのPoCをうまく進めて、そこからスケールしていけるのではという期待があります。
特に、弊社は東日本で活動しているので、西日本にもネットワークをぜひ広げたいなと思っていて、ぜひご一緒できれば嬉しいなと思ってます。
■株式会社BENLY 代表取締役 中瀬浩之 様
日本のEC事業者が手軽に海外市場に参入できる越境ECプラットフォームです。国内の事業者が抱える国際物流や多言語対応の課題を、当社の高度なサポートで解決し、スムーズに海外展開を実現します。
企業URL:https://benly.co.jp/
ーQUINTBRIDGEを知ったきっかけと応募理由を、教えてください。
中瀬さん: 本社が東京にあり、自身が関西に来ることがあまりなく、QUINTBRIDGEに来たのも初めてです。
今回のプログラムも、デロイト トーマツ ベンチャーサポート様からのご紹介で知りました。お話を聞き、スマートコネクト様が持っているライブ配信技術に対して非常に興味があったこと、そして弊社も越境ECのプラットフォームをしているので、ライブコマースはやっていきたいという思いがありましたが、やはり技術的なハードルが高く、ちょうどそのことを社内で考えていたところプログラムを教えていただいたので応募に至りました。
ーライブコマースにどのようなことを期待していますか。
中瀬さん: 越境ECの市場は、世界的に大きな成長を遂げています。それに対して、国内のEC市場は一種の踊り場に差しかかっている印象です。
この状況下で、国内のEC事業者が売り上げをさらに伸ばしていくためには、新しい顧客層にリーチする必要があります。その一つの方法として、海外市場への進出が有力な選択肢です。
海外のユーザーは、越境ECを通じて日本の商品を積極的に購入しており、そこにライブコマースの要素を加えることで、さらなる成長が期待できると考えています。ライブコマースのリアルタイムでの訴求力が加わることで、越境ECの可能性は一層広がる、そこに期待ています。
ーNTT西日本グループとの共創で期待することを、教えてください。
中瀬さん: 特に期待しているのは、ライブ配信とデータ解析の分野です。弊社でもマーケティングストラテジーチームを設置して解析を進めているものの、まだ技術的や知見的に足りない部分がありますので、NTT西日本グループからのご助言や知見の共有をぜひお願いしたいと考えています。
私たちのビジョンは『日本をもっと世界へ』というものです。地方創生というキーワードも掲げており、NTT西日本グループとのコラボレーションを通じてさらに飛躍できるのではないかと期待しています。本日はこのビジョンをしっかり伝えていきたいと思います!
革新的な技術を主軸とし、Googleからは「Unique digital buying experience(ユニークなデジタル購買体験)」と称賛され、Meta(Facebook)から「グローバル技術サプライヤー」として認定される当社。当社のコア技術は、ライブストリーミング、インタラクティブな動画革新技術、そしてAIに重点を置いています。
企業URL:https://www.bravoideas.com.tw
ーQUINTBRIDGEを知ったきっかけと応募理由を、教えてください。
Louis Luさん : 以前から日本進出を熱望しており、この度は、日本のパートナー企業である、T-Partnersから「NTTが主催するライブコマースのピッチイベントがあるよ」と紹介していただきましたので、これをきっかけに日本のライブコマース市場に進出を考え、参加のきっかけとなりました。
ーNTT西日本グループとの共創で期待することを、教えてください。
Louis Luさん : 日本を代表する企業であるNTT西日本グループと共に、ライブコマース事業で新しい経済を作っていきたいと思います。
日本のライブコマースは、まだまだ伸びしろがある非常に大きい市場です。
「もっとよい日本を」、お互いのアセットを活用してウィンウィンの関係で作っていきたいです!
■株式会社OneAI 代表取締役 石川真也 様
成果報酬型のチャットマーケティング「ChiChat」と広告クリエイティブ生成AI「OneDesign」を提供。台湾・日本で230社以上と取引し、特許技術を基にチャットクリエイティブと広告クリエイティブの生成を行い、動画や3Dメタバースへの応用を目指しています。
ーQUINTBRIDGEを知ったきっかけと応募理由を、教えてください。
石川さん: QUINTBRIDGEは元々知っていました。本社が福岡で、福岡にあるこういった施設たまに活用させていただいていますが、関西ではあまりなかったのでいい機会でした。
元々、我々はFacebookやInstagramの広告クリエイティブ生成からスタートしていましたが、次に展開する大きな媒体としてライブコマースを考えていました。その際にこのプログラムについて知り、この機会が進展すれば、我々の開発の優先順位を上げるきっかけにもなるのではないかと期待があり応募に至りました。
ーNTT西日本グループとの共創で期待することを、教えてください。
石川さん: NTT西日本グループは、日本を代表する通信会社であり、特にライブコマースを展開する上で必要なインフラを持っている点に期待しています。NTT西日本グループの技術と我々のアプリケーションを組み合わせ、一緒に全国展開を進められたら嬉しいです。
ピッチでは背伸びをせずに、自分たちのやるべきことをしっかりと伝えたいと思っています。
ピッチ後は恒例のネットワーキングタイムを開催!
ビジネスマッチアップでは、NTT西日本グループとはもちろん、交流会から生まれた共創事例も生まれています。
活発な意見交換の様子から、新たなコラボレーションの可能性が光っていました!
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