廃校活用の限界、その先へ ― 「世界一失敗に寛容な街」をつくる(テーマギャザリング Vol.27)
  • EVENT QB共催
  • 一般参加可能

廃校活用の限界、その先へ ― 「世界一失敗に寛容な街」をつくる(テーマギャザリング Vol.27)

開催日:
2026年5月22日(金)18:30~20:40

共催:やまがBASE株式会社 / QUINTBRIDGE

廃校活用の「その先」に見えてきた、ウェルビーイングという答え。産官学民の枠組みで、山鹿を「世界一失敗に寛容な街」へ。

山鹿市をはじめ、多くの地域で生産年齢人口の減少と産業の衰退が悪循環を起こしています。地域に希望を持てない子ども・若者・子育て世代が出て行き、それがさらなる人口減少につながり、産業が衰退していく。廃校もその象徴です。毎年約400校が廃校となり、直近20年で8,000校以上。日本各地で同じことが起きています。

我々はそのような悪循環に歯止めをかけるべく、熊本県山鹿市で廃校となった母校・千田小学校跟を取得し、「iReaction」というテーマを掲げてイノベーション拠点「YAMAGA BASE」を立ち上げました。iReactionは、Innovation、Recreation、Education、Association、Communicationからなる造語で、イノベーティブな化学反応を起こしたいという想いを込めています。様々な取り組みを行ってきましたが、一社での限界も感じました。

壁にぶつかった我々が辿り着いたのが「ウェルビーイング」という鍵です。

日本の幸福度は先進国最低水準です。原因は「選択の自由」と「寛容性」の欠如。自分で選べない、失敗が許されない ― この2つが低い社会では、人はリスクを取らず、イノベーションは生まれません。ウェルビーイングは「経済成長の結果」ではなく「前提条件」。この因果の逆転こそが、我々の新たな出発点です。

かつて民衆自治の精神が息づき、挑戦と癒し、革新と伝統が交差してきた街・山鹿を、「世界一失敗に寛容な街」へと再定義する。そのための枠組みが「山鹿ウェルビーイング・コンソーシアム」です。行政・企業・教育機関・メディアが一体となり、ウェルビーイングを軸にした産業創出と人材育成を推進していきます。

今回のイベントでは、地域の悪循環のリアル、一社の限界、そしてその先のコンソーシアム構想を共有し、参加された皆さまと「あなたの事業 × ウェルビーイング × 山鹿」で何ができるかを一緒に考える時間にしたいと思います。

* テーマギャザリングは、テーマオーナーの想いに寄り添い、自分たちに何ができるかを議論する少人数の共創の場です。
* 情報収集だけしたい方、テーマや他の意見を批判する方、建設的な議論が出来ない方、自分で手を動かす気が無いのに指導だけされる方の参加はご遠慮ください。
* 本イベントでは、知識も正解も約束されません。参加者同士の思慮ある深い議論の中から、心に残る示唆を生み出しましょう。

イベント概要

■日時:2026年5月22日(金)18:30~20:40
■場所:QUINTBRIDGE 2F キッチン前
■参加資格:テーマに関心があり相手を尊重した建設的な議論ができる方
     (会員でない方はご入会ください。無料)
■定員:20名程度
■費用:無料

タイムテーブル

18:30~18:35    オープニング
18:35~19:05    テーマトーク(中原功寛)
19:05~20:15    参加者ディスカッション
20:15~20:40    交流会

こんな方におすすめ

  • ウェルビーイング経営・人的資本経営に関心のある企業の方
  • 地方での実証フィールド・テストベッドを探している新規事業担当者
  • 人材育成・研修プログラムの新しい形を模索している方
  • 地方創生に「当事者」として関わりたいスタートアップ・企業の方
  • 農業・ヘルスケア・教育・モビリティ領域で地方実装を考えている方

ディスカッションテーマ

「あなたの事業 × ウェルビーイング × 山鹿で、何を実証できるか?」
テーマを設定し、参加者同士で議論します。

  • ウェルビーイング × 経営・人材育成
  • ウェルビーイング × 農業・食・一次産業
  • ウェルビーイング × ヘルスケア・温泉・予防医学
  • ウェルビーイング × テクノロジー・データ活用
    *参加者の属性に応じて当日調整します。

登壇者

中原功寛(なかはら かつもと)

やまがBASE株式会社 代表取締役CEO

熊本県山鹿市出身。地元高校を卒業後に渡米し、現地の大学を首席で卒業。ベンチャー企業の創業参画後、金融機関の海外支店勤務やファンド組成業務を経て、ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得。帰国後はベンチャー企業へ復帰し、経営戦略を35億円の資金調達を含む財務、新規事業開発などを幅広く牽引。2021年、17年ぶりに故郷の熊本へUターン。廃校となった自身の母校を地域創生の拠点「YAMAGA BASE」として再生させ、ハーバードでの学びを地域にシェアするオンラインコミュニティや企業向け研修を展開。現在は「農業近代化」をテーマに掲げる株式会社コウサクなど3社の代表を務めるほか、産官学民連携による「山鹿ウェルビーイング・コンソーシアム」の設立を準備中。

島田裕太(しまだ ゆうた)

やまがBASE株式会社 代表取締役COO

求人メディア事業やゴルフ場事業等を手掛けるあつまるホールHDで幅広い事業を管掌、2014年以降NSPプロジェクトを牽引。農業生産法人(株)あつまる山鹿シルク専務を経て2020年に代表取締役社長に就任。25haの耕作放棄地を天空桑園に、山鹿市内の廃校跟地を世界最大規模の完全屋内無菌養蚕工場へと転換。産学官連携のSILK on VALLEY YAMAGAプロジェクトや自社ブランドCOKON LABの立ち上げなど、革新的な取り組みをリード。2022年にやまがBASE株式会社・やまがBASE事業協同組合を共同創業し、それぞれ代表取締役COO・理事長に就任。

YAMAGA BASEについて

「ド田舎からの日本再興戦略」に向けて

熊本県山鹿市をはじめとする地方が抱える「人口減少と産業衰退の悪循環」を断ち切り、 「地方における産業創出と人流獲得の好循環」を生み出すモデルを構築するために、山鹿市の旧千田小学校跡地を活用して生まれたのが、 iReactionべース「 YAMAGA BASE 」です。

https://www.youtube.com/watch?v=pvQn3drGUVw

※動画が再生されない場合は、こちらのURLをクリックしてください。
 https://www.youtube.com/watch?v=pvQn3drGUVw

企画/グラフィックレコーディング

  • 下川哲平|NTT西日本

    下川哲平|NTT西日本

    愛知工業大学卒、2001年遠藤照明入社。照明光学系技術開発、設計プロセス開発、イノベーション教育を行う。2021年、NTT西日本入社・現職。オープンイノベーション施設QUINTBRIDGEの立ち上げに参画、コミュニケーターとして会員間のビジネス共創を支援。

  • 稲垣奈美|QUINTBRIDGEコミュニティマネージャー/グラフィックレコーダー

    稲垣奈美|QUINTBRIDGEコミュニティマネージャー/グラフィックレコーダー

    プロダクトデザイン学科卒業後、ベビー用品、木製玩具メーカーにて商品企画、設計、デザイン、プロモーションなど、ものづくりをゼロから生活者に届けるまでの一連の業務を15年担当。GOODTOY受賞商品、10年以上のロングセラー商品などを世に生み出す。
    その後、人を中心としたマーケティング会社にて衣食住の大手企業の商品企画の伴走、新規事業創出のワークショップを担当。ワークショップではリアルタイムで対話を可視化する手法を用いて参加者が主体的に関われる場を実践する。2023年からQUINTBRIDGEコミュニティマネージャーを務める。共著「描いて場をつくるグラフィック・レコーディング: 2人から100人までの対話実践」

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