西成区に取り残された長屋街「てんのじ村」のエリアリノベーションを考えたい。~残された一等地を守り、地域社会の再生に挑戦する~(テーマギャザリングVol.17)
  • EVENT QB共催
  • 会員限定

西成区に取り残された長屋街「てんのじ村」のエリアリノベーションを考えたい。~残された一等地を守り、地域社会の再生に挑戦する~(テーマギャザリングVol.17)

開催日:
2024年10月23日(水)15:00~17:30

共催:NPO法人山王エックス / QUINTBRIDGE

西成区山王。タブー視され、取り残された長屋街。 「このまち」らしい再生の在り方とは。

*テーマギャザリングは、テーマオーナーの想いに寄り添い、自分たちに何ができるか可能性を議論する少人数の共創の場です。情報収集だけしたい方、テーマや他の意見を批判する方、自分で動く気が無いのにご指導だけされる方の参加はご遠慮ください。

上方演芸発祥の地とされる「てんのじ村」。

かつて多くの芸人たちが集まり、助け合いながら生活の拠点としていた大阪市西成区「山王」地域は、JR環状線「天王寺駅」と大阪メトロ御堂筋線「動物園前駅」に挟まれた、新世界のはす向かい。大阪屈指の交通利便性がありながらも、半世紀以上もある種タブー視されてきたことで低層長屋と小さな路地と身近な生活が未だ残るまちとして取り残されてきました。

くずれた家、空き家や空き地も多く、地域社会の希薄化、相続問題、独居高齢者の孤立や孤独死、海外資本の台頭や移民の増加など、日本のあちらこちらで見られる「いきすぎた個人主義による分断」から生まれた課題が凝縮されています。一方で独特な歴史的、地理的な背景をもちつつ、隣近所での助け合いや誇りをもった人の生活や銭湯社会も息づいており、それらはこの地域の再生において非常に大きなポテンシャルとなります。

単純に利潤だけを追い求める外資からこの地域を守り、多重にからむ課題をひも解き、地域資源を活かす。それは「都市地域社会」の一つの在り方の模索であり、ビジネスチャンスでもあります。その軸となりうる拠点づくりとして、現在長屋再生に挑んでいます。

歴史や人の営みを振り返りつつ、このまちらしい地域の魅力が発揮された姿とその実現プロセスを共に考えたいと思います。
ご関心がある方はぜひご参加くださいませ。

イベント概要

■日時:2024年10月23日(水) 15:00~17:30
■場所:QUINTBRIDGE 2F キッチン前
■参加資格:QUINTBRIDGE会員で、テーマに関心があり相手を尊重した建設的な議論ができる方
     (会員でない方はご入会ください。無料)
■定員:10人
■費用:無料
■タイムスケジュール
 15:00-15:05 オープニング
 15:00-15:35 みんなで自己紹介
 15:35-15:50 『山王地域社会再生への想い』NPO法人山王エックス理事長 山田有生
 15:50-16:05 『山王の地理的特徴と歴史』スガアトリエ建築士スガショウタロウ氏
 16:05-17:00 みんなでディスカッション ※17:30頃まで延長する場合あり
 17:00-17:30 名刺交換会 ※18:00頃まで延長する場合あり

■共催:NPO法人山王エックス / QUINTBRIDGE

テーマオーナー

山田有生

NPO法人山王エックス
理事長/株式会社オノクル 代表取締役

1983年生まれ。大阪市内で複数の宿泊施設を経営。2020年、西成区山王に一棟貸し宿泊施設 ARCHITEKTON - the villa Tennoji - 建設。土地の歴史や生活の息づかいを感じ、山王エリアの再開発を目指して活動。24軒長屋の再生に取り組み、まちづくりのためのNPO法人山王エックスを設立(申請中)。
ARCHITEKTON -the villa Tennoji-|https://architekton-villa.jp

ゲストスピーカー

スガショウタロウ

SUGAATELIER 代表

建築と呼ばれる空間操作を通して、人々の生活に関わってきました。それは従来、自然・集団・文化といった世界との連続性が重視されてきましたが、都市やネットワーク世界の爆発的増殖により、建築も今増殖しているよう見えますが、実は終末期を迎えていると感じています。同質の空間を無限に反復できる現代の建築から少し離れ、手仕事を重用し、異なる腕を持つ皆で形作るプリミティブでもある空間を作りたいと考えています。 http://sugaatelier.com/

企画/ファシリテーション

  • 下川哲平

    下川哲平

    NTT西日本/QUINTBRIDGE

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