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- イベントレポート
【Makuake・Readyfor・CAMPFIRE 経験者が集結!】資金調達だけじゃない。「事業を加速させる」ためのクラウドファンディング実践会を開催しました!
- 公開日:
- 2026.4.21
本イベントは、クラウドファンディングを“資金集めの手段”としてではなく、“事業を前に進めるための戦略ツール”として捉え直す実践型セミナー。
三大プラットフォームの経験者が一堂に会し、それぞれのリアルな挑戦と学びを共有しました。
まずは知識の土壌をそろえる
進行を務めたのは、QUINTBRIDGE コミュニケーターの稲垣さん。
まずは、会場の参加者の皆さんへクラウドファンディング経験レベルをお伺いし、「実践済み」「準備中」「いつか挑戦したい」と幅広い層が集まっていることが分かりました!
続く自己紹介タイムではお名前や職業に加え、
「クラファンで支援した経験はある?」
「ぶっちゃけ、クラファンをやる上で一番ビビっていいること(不安)は?」
をセットでお話いただき、参加者の皆さんがリアルに挑戦している・挑戦したいと思っている様子が伝わります。
会場からは、
・どう始めればいいかわからない
・本当に達成できるのか不安
といった率直な声が多数あがり、皆さん大きく頷きます。
クラウドファンディングは華やかに見える一方で、「最初の一歩」が一番難しい。そんな空気を共有したうえで、基礎インプットへと進みます。
クラウドファンディングって?

冒頭のインプットセッションでは、「そもそもクラウドファンディングとは何か?」という基礎から整理しました。
言葉の成り立ち:
Crowd(群衆)+ Funding(資金調達)= クラウドファンディング
つまり、「インターネットを通じて、不特定多数の人々から少額ずつ資金を募る仕組み」を意味しています。
起業者と支援者、その間をつなぐプラットフォームという構造図を用いながら、仕組みを解説。単なる資金調達ではなく、“想い”と“共感”が循環する仕組みです。
クラウドファンディングは“スタート地点”
稲垣さんは、クラウドファンディングのメリットを3つに整理します。
1.テストマーケティング
2.PR・認知拡大
3.実績づくり・ファン獲得
重要なのは「準備段階」。コンセプト設計、ターゲットの明確化、告知戦略など、公開前の設計が成果の大半を決めるといわれています。
「クラウドファンディングはゴールではなく、事業のスタート地点。」という言葉が印象的でした。
三大プラットフォーム実践者3名が語るリアル
いよいよクラウドファンディング実践者の4名に登壇いただきます。
会場の参加者の皆さんも真剣な眼差しです!
\Makuake 実施経験者/
村雲 伸二さん

大学卒業後外資系企業に就職。パリ転勤を経て日本の卸商社勤務。ブランド責任者として15年間。営業、マーケ、PR社員教育、アフターサービスなどに携わり独立。
Jetsetter(株)代表として「丁寧な暮らし」を彩るアナログ商品を百貨店/専門店に販路を持つ輸入代理店業を柱にブランディングを主軸としたクラファンのキュレーションや販路開拓など伴走支援を実施しています。
資格:ブランド・マネージャー認定協会1級、キャリアコンサルタント、箕面商工会議所 専門家認定、JSAワインエキスパート
【クラファン内容 / テーマ】
#ブランドづくり #テストマーケティング
「イタリア万年筆の新しい幕開け、"D-N”(旧デルタ)が日本市場で本格復活です!」
https://www.makuake.com/project/delta_d-n/
村雲さんは、コロナ禍でリアル販路が止まったことをきっかけにクラファンへ挑戦。
「初日24時間のスタートダッシュがすべて。
“Makuake(マクアケ)” は、応援購入型なので、 可処分所得が高く、“新しいものをいち早く試したい層ー50代前後”の支援が多いのが特徴です。
”近所のラーメン屋の行列と同じ。最初に人が並ぶと、さらに人が集まる。”
超早割やセット販売など、リターン品の戦略的な設計がカギだと思います。」
と、”Makuake” の特徴についてお話いただきました。
\ CAMPFIRE 実施経験者/
谷川 うりさん

特定非営利活動法人ゲキトモエンターテイメント代表理事。アフリカ・ウガンダの課題解決に取り組みながら、ウガンダのお好み焼き「カンパラヤキ」を起点とした事業づくりを行っている。2024年・2025年にクラウドファンディングを2回実施し、各回約110万円(個人寄付を含め累計約150万円弱)を調達。支援者はいずれも約140人にのぼる。会社経営と育児を両立しながら、限られた時間や環境の中でも共感を味方につけ、事業を前進させてきた。これらの実践を通じて現地法人 Mampuku Uganda.LTD を設立。無理なく楽しく続けるためのクラウドファンティングをモットーに展開中。
【テーマ】
#ソーシャルビジネス #ファンづくり
「世界の空腹に、お好み焼きで挑む!」ウガンダに“マンプクキッチン”を開業したい!

https://camp-fire.jp/projects/852022/view
銀行融資が難しい挑戦を、あえてクラウドファンディングで宣言した谷川さん。
「100万円集まらなければ海外には行かない。」
その覚悟が人を動かしました。
リターン設計は体験を重視して設計。低価格帯は現地支援、中価格帯は試食会、高価格帯はウガンダ同行をリターンにしました。
「濃いファンをつくることが目的。支援者と一緒に事業を育てたい。」
コミュニティ連動と個別アプローチが、中だるみ突破のポイントだったと語り、Facebookでの発信に加え、メッセンジャーでの個別連絡や法人への直接依頼など、一人ひとりに向き合うアプローチが鍵だったと語りました。
\Readyfor 実施経験者/
西垣 孝行さん

臨床工学技士として人工心肺やECMOの研究で博士号を取得。医工連携により曇らないアイガードや熱中対策ウォッチを商品化。経済産業省(医福室)を経て、藤田医科大学にて医工共創・医療DX・起業教育・サウナ研究とサ会を推進。
「命を支える医療者をサウナで支える」クラファンプロジェクトを介して、福利厚生サウナ、健康経営サウナ、防災サウナ、和温サウナなど、サウナの進化に取り組む。車椅子ユーザーや高齢者、介助者にも優しいサウナの安全工学を探求しつつ、サウナの新しい当たり前を創る。
【クラファン内容 / テーマ】
#仮説検証 #仲間の巻き込み #ピボット
「命を支える医療者️を、サウナで支えたい!」
https://readyfor.jp/projects/oide-sauna2024
研究費ゼロの状態からスタートし、仲間集め、信頼構築、メディア戦略―― すべてを同時に実現する手段として “READYFOR” を選択。
医学的表現の選択と根拠の整理、大学業務との棲み分けなど、準備のハードルは高かったと語ります。
それでも、「150人の応援メッセージが、批判を乗り越える力になった。」と西垣さん。
クラウドファンディングは、資金調達にとどまらず、ともに挑戦する仲間を見つけたり、研究の社会的意義を広く伝え、支援者との接点を生み出す場となったと話しました。
中だるみとどう向き合うか
全員が口を揃えたのは、「公開後が本番」ということ。
・Facebookでの実名ネットワーク活用
・個別メッセージでのお願い
・動画配信での熱量共有
・法人向け高額枠の設計
SNS拡散だけでは足りない。 “誰に直接届けるか”の設計が成否を分けるといった “リアル”な体験が語られました。
参加型ワークショップで“クラファンを自分ごと”へ
後半はプラットフォーム別に分かれ、実際に企画を設計。
・終了後の理想状態
・ターゲット設定
・タイトル案
・松竹梅のリターン設計
実践者が各テーブルに入り、リアルなアドバイスをお伝えしていただき、机上の空論ではない、具体的な設計まで踏み込んだ時間となりました。
質問コーナーでは、「こんなこと聞いていいのか...」といった小さな悩みも気軽に実践者へ投げかけられました。あなたの質問は、周り参加者が実は気になっていることだったりするのかもしれません。
クラファンは資金以上の価値がある
今回のセッションを通して見えてきたのは、クラウドファンディングの本質は「お金」だけではないということ。
・ブランドの言語化
・事業の棚卸し
・応援者との濃い関係性
・新たな事業機会の創出
・自社/商品の認知度UP
挑戦そのものが、次のステージを切り拓く。
クラウドファンディングは、未来の事業を共創するための“加速装置”なのかもしれません。
QUINTBRIDGEでは今後も、挑戦者同士が出会い、学び合う場を創出していきます。
次の挑戦は、あなたかもしれません!
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