法人会員/個人会員ともに拡大し、施設の累計利用者数は25万人を突破。
年間で開催されるイベントのうち約7割が会員主導で企画・実施されており、
QUINTBRIDGEが「会員が主役」の共創フィールドとして機能していることを強調しました。

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- イベントレポート
【NTT西日本 社長が振り返る】QUINTBRIDGEの3年間、そしてこれから描くビジョンについて
- 公開日:
- 2025.6.9
2025年3月24日、QUINTBRIDGEは開設3周年を迎えました。
「Self-as-We わたしの挑戦を、わたしたちの挑戦へ。」という理念のもと、ウェルビーイングが実感できる社会の実現をめざすQUINTBRIDGE。
オープンから3年、これまでに115件の共創プロジェクトを生み出し、3年間で延べ25万人以上が来場し、イベントは年間450回を超えるなど、会員の皆様と共にQUINTBRIDGEは年々進化を遂げてきました。
3周年を迎え、NTT西日本 代表取締役社長・北村亮太から、これからのQUINTBRIDGEに向けたメッセージを発信。
会員の皆さんとともに歩んできた3年間をふり返りながら、4年目以降をどう積み重ねていくか──。
その思いが込められたメッセージとともに、本記事では「これからのQUINTBRIDGE」の展望をお届けします。
NTT西日本 代表取締役社長 北村によるスピーチ
|“次の挑戦へと踏み出す”4年目の展望
NTT西日本 代表取締役社長 北村 亮太 より、これまでの歩みと今後の展望についてお伝えしました。
「Self-as-We」という理念のもと、多くの仲間とともに歩んできた3年間。QUINTBRIDGEは、社会課題の解決に向けて“実装”を支える場として、着実に共創の成果を積み上げてきました。
北村はまず、開設からの3年間でQUINTBRIDGEが生み出してきた、共創の実績を振り返りました。

|3年間で積み上げた共創の実績
共創プロジェクト数は累計115件に達し、その多くが事業化・サービス化・出資・法人化といったアクションに結びついています。事例として、京都市×株式会社二加屋 による赤外線サバイバルゲームや、ugo(ユーゴー)株式会社とNTT西日本グループの共創によるロボットの社会実装など、象徴的な事例も紹介しました。


|「場」から「連鎖するまち」へ──4年目の挑戦
これまでの歩みを土台に、北村は4年目における2つの重点施策を発表しました。

1つ目は、スタートアップを対象とした「出資確約型」事業共創プログラム『Spark-Edge For Next Challengers』の始動です。
北村は「従来にないスピード感で取り組みを進めたい」と意気込みを語りました。

2つ目は、ローカル・イノベーションディストリクト構想の始動です。
QUINTBRIDGEという一つの場にとどまらず、周辺エリア(京橋〜森ノ宮)を巻き込みながら、企業・行政・大学・地域住民が日常的に連携する“連鎖するまち”をめざします。
「異分野の連携が自然に起こる地域共創のハブとなっていきたい」と語りました。
|万博、そしてその先へ
また、2025年の大阪・関西万博での、NTTグループとしての取り組みにも触れました。
QUINTBRIDGEは、次世代通信基盤「IOWN」により万博会場と接続し、会場と連動した体験や社会実装の実験フィールドとなっています。
北村は、「万博を世界への発信の場とし、さらに“ポスト万博”のレガシーとして地域連携の仕組みづくりを進めていく」と述べ、イベント一過で終わらせない覚悟を語りました。
|最後に──共創の熱を、つなぎ、ひろげ、そだてていく
スピーチの締めくくりでは、「私自身も、皆さんから“共創したい”と思ってもらえる存在でありたい」と語りかけ、場に集まる一人ひとりの挑戦を歓迎しました。
4年目のQUINTBRIDGEは、これまでの「共創の場」から、地域や世界を巻き込む「共創の連鎖」へ。新たな挑戦が、すでに動き出しています。

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