【ゼミ特集vol.3 】卒業生に聞いた メンター秋元さん・ゼミの魅力とは

QUINTBRIDGEの学びプログラムが、新たに生まれ変わりました！

「UP↑UP↑プログラム」は、このたび「QB Lab.」としてリニューアル！

インプットで終わらせず、必ず実践へ。挑戦者が事業アイデアを生み出し、育て、形にする。
共創をめざす、“学びのその先”まで実践し、挑戦者を育むプログラムとなりました。

自分自身や事業、社会課題等と向き合いながら新たなアイデアを磨きあげたり、
課題解決の実践を通じて、ビジネスの可能性を広げる複数のゼミで構成されています。

これまで、QUINTBRIDGEでは多様で個性あふれるゼミが開催されてきましたが、
昨年度に続き開講されるゼミもあれば、新たな形へと進化するゼミもあります。

今回は、「新規ビジネス発芽ゼミ（メンター：秋元 祥治さん）」に焦点を当て、それぞれのゼミで何が得られたのか、どんな気づきがあったのか。実際に参加した卒業生の声を通して、その魅力と可能性をお届けします。

｜新規ビジネス発芽ゼミ（メンター：秋元 祥治さん）ゼミ生インタビュー

ー 簡単に自己紹介と、ゼミで取り組まれた事業概要について、教えてください。

常岡さん 　　秋元ゼミ2期生の常岡 天祐です。合同会社Ledesone（レデソン） という会社の代表をしており、見えづらい違いを活かしたインクルーシブデザイン（高齢者や障がいのある方などと共に創るデザイン）を軸に、リサーチやワークショップ等を通じて企業等の製品開発・サービス改善・組織開発支援を行ったり、インクルーシブデザインに関連したイベントの開催などの取り組みを行っています。


丸山さん 　　同じく秋元ゼミ2期生で、普段はNTTビジネスソリューションズ株式会社で電報事業に関わっております、丸山 剛史です。

秋元ゼミでは、「電報の単金向上に向けた取り組みの検討」について取り組みました。電報とは、簡単にいうと「文書を配達するサービス」のことで、通信内容を電気通信で伝送し、それを紙などに印刷して配送します。しかし、最近ではLINEなどのツール利用者が増え、電報の単金や通数が減少し、弊社としても厳しい状況です。「大切な人へ気持ちを伝えるコミュニケーションツール」として、今後も役割を担えるようにし、単金の向上をめざしたいと思っています。

ー 実際に、参加してみていかがでしたか。

常岡さん 　　私の場合、秋元ゼミに参加するころには会社を立ち上げて、スタートはさせていた状況でしたが、いざ立ち上げてみるとうまくいかない部分があったり、どう収益をあげていけばいいのかと行き詰まっていました。その時にQUINTBRIDGEでゼミの存在を知り、私自身の事業も企業の困りごとを解決するビジネスアイデアを出し、事業化するものでしたので、学びたいと参加しました。

秋元ゼミに参加して、「掛け合わせ」や、視点を変えていくことを意識するようになり、企業の隠れた強みを発見して、既存のアイデアを組み合わせることで新しいアイデアを生んでいけるんだと学びが多かったです。

インクルーシブデザインは、多様な人々と共に考え、より多くの人が使いやすい製品やサービスを作るというイギリス発祥のデザイン思考なのですが、さまざまな「ちがい」のあるユーザーを巻き込んだアプローチ方法があるということを知ってもらい、共創の機会を作っていくための「ハッタツソン2022」※というイベントを、ここで開催させていただいたりもしました。その際は、秋元さんにも講師と審査員として参加いただくなど、ゼミでの学びと出会いで形になったイベントだったと思います。

※ハッタツソン2022
イベントページ・イベントレポート

丸山さん 　　私はゼミ参加前に、関わっている電報事業の縮小をなんとか立て直すため、電報のエッセンスを取り入れた新たなサービスを開発するためのチームにいました。その際に、ゼミの存在を上司から教えてもらい、アイデアをブラッシュアップするために参加を決めました。

参加前は、「事業アイデアをひたすら壁打ちするような過酷なプログラムなのかな。」と想像していたのですが、実際に参加すると毎回お腹を抱えて笑っちゃうほど楽しくて面白い講義内容だったんですよね。


事業を成功させるためにどのような考えや習慣を持つべきなのか、どうアイデアを作っていくのかというヒントをたくさん学ばせていただきました。
同じ会社やチームでの関わりだと、どうしても考えが凝り固まったり似通ってしまうことがありますが、普段出会わないようなさまざまな考えや個性を持った仲間と出会い、自分のアイデアの幅が広がったと感じています。悩みや課題も共有できて、刺激と勇気をたくさんいただいた半年間でした。

秋元さんのゼミはいろんな事業をスタートさせるのにぴったりな学びがあると思います！これも秋元ゼミで学んだことですが、人は自分にとって興味関心のある情報を選びがちですが、行動と習慣を変えて、今まで取り入れていなかった考えや情報に触れることで、新たな閃きに繋がるきっかけになる。
私自身、学んだことを習慣化できるような行動を意識的に取るようになりました。 

ー ゼミ卒業後は、どのようにQUINTBRIDGEを活用されていますか。

常岡さん 　　卒業後もイベントの実施など、たくさん活用させていただいていまして、QUINTBRIDGE 連携パートナーの大阪シティ信用金庫から、資金調達を昨年実施させていただきました。

また、秋元ゼミは期を超えた交流があり、私は2期生ですが、5期の清水さん（株式会社 菱屋）との共創に現在取り組んでいます。清水さんが作られている段ボール製のカプセルルームを見て、カームダウンスペースという音や光・人ごみに疲れてしまう方の休憩スペースに活用できるのではと思いました。そこで、4月4日にQUINTBRIDGEで開催した「ハッタツソンフェス2025」にて、カームダウンスペースとして活用するための実証実験を実施しました。


丸山さん 　　QUINTBRIDGEでは定期的に色々なセミナーやワークショップが開催されているので、「これはなんだろう？」と思うものには積極的に参加するようにしています。将来的には、電報の単金向上に繋がった取り組みを一つのモデルケースとして発信するためのセミナーを開催してみたいと思っています。