
- イベントレポート
QUINTBRIDGEで実証実験/展示が出来ること、知っていましたか?説明会&相談会イベントレポート
- 公開日:
- 2025.3.14
QUINTBRIDGE会員の皆さん。

各業界のキーマンが訪れるQUINTBRIDGEで、実証実験/展示を行うことで、副次的な出会いや事業共創に繋がっている事例があります。
皆さんにもっと活用してほしい!
そんな思いで、QUINTBRIDGEでの実証実験/展示の概要、及びルールなどをお伝えする説明会を開催しました。
実際に、実証実験を行った会員さんからのお話、そしてイベント後には実証実験/展示の【相談会】も設けた現地の様子をレポートします!
| QUINTBRIDGEでの実証実験/展示の概要、及びルール
まずは、QUINTBRIDGEコミュニケーター 村山から、実証実験や展示の概要についてお話しました。

実証実験は、ニーズ調査・技術/仮説検証などを行うために、プロダクトやサービスを体験できるようにすることです。
例えば、ユーザーヒアリングをするためにサービスの体験を実施したり、製品が不備なく動作するかの検証に活用していただけます。
展示は、共創パートナーを集めるために、プロダクトやサービスを体験できるようにすることです。
例えば、共創アイデアを募集するために、自社プロダクトを展示することができます。
ときどき館内にロボットが走行しているのも、実証実験です!

あらゆるフェーズで検証が可能です!
アイデア創出から概念開発、市場調査、テストやプロトタイプ作成、製品ローンチやスケーリングまで、どのフェーズにいる方でも検証が可能です。
検証方法の一例
✅ ABテスト
✅ ユーザーヒアリング
✅ アイデア創出ワークショップ
実施方法についても、お気軽にご相談ください!
「やりたいことはあるけど、検証方法が分からない…」 という方も大丈夫です。
「これを試したい」「この点を調べてみたい」といったアイデアをお持ちの方は、ぜひコミュニケーターにご相談ください。
一緒に、最適な方法やタイミングを考えていきましょう!
| トークセッション~実証実験に参加いただいた会員さんの声~
続いて実際に、QUINTBRIDGEで実証実験を実施した会員の、大谷 諒馬さんをゲストにトークセッションを行いました。
大谷さんは、QUINTBRIDGEの学ぶプログラム「I Lab.(アイラボ)」山崎ゼミ2期卒業生であり、昨年3月まで近畿大学 経営学部で修士課程に所属しており、就学中に大学の教授とともに、株式会社古殿研究所 を共同創業されました。
ユーザーの体調に合わせたパーソナライズドリンクを提供する飲料サービス「DRIGGER」の開発・運営などを行っています。
大谷さんは、飲料サービスを開発するうえで、
オフィスワーカーの課題『その時に必要な成分、飲みたい量を摂取できていないのではないか』という仮説を立てました。
その仮説を検証するために、QUINTBRIDGEで実証実験を実施。
2024年11月18日~11月22日の5日間、『「飲む」を通じてなりたい私になれる DRINK提供します!』と題し、無料サンプリングの提供、ユーザーインタビューの実施、アンケート調査などを行いました。
具体的には、ユーザーが『貧血気味だけど、麦茶が飲みたい。』と希望した際に、麦茶に貧血に効果が期待できる鉄分などを混ぜ、飲みたい量を提供し、ソリューションとして成り立つのかを検証するといった実験。
また、ローンチする際には無人で提供したいため、注文のプロセスやUIの検証も同時に実施しました。
当時、大谷さんは、「ソリューションは修正していくものだとして、いかにお金をかけずに、テストできるかを意識していた。」と語ります。
結果としては、300名以上のデータを取ることができ、需要があるのかであったり、新たなニーズの発見に繋がったそうです。
「想定より多くの方がテストに参加いただき、腱鞘炎になりそうでした(笑)。」と大谷さん。
QUINTBRIDGEでの開催については、不安があったとも「実は・・・」なお話も!
「大学でも同様の実証実験をしたことはありましたが、QUINTBRIDGEに提案していいものなのか。まずはそこが不安でした。
私たちはまだ完成されたプロダクトがない状態でしたし、紙で印刷してというようなプロトタイプの状態でしたので、そんな未完成かつ、ベンチャー企業である私たちがQUINTBRIDGEで実証実験をさせてもらえるのだろうか。この相談自体も申し訳ないような気がしていました。
ただ本日ここに立たせていただいている通り、実際は不安はなく、QBコミュニケーターが実施の仕方、より良い成果を得られる実証実験にするには、などを相談にのってくださり、ともに進めさせていただき安心して行うことができました。」
全部決まっていなくても良い! やりたいことや、アイデアさえあれば大丈夫。
「大学での実証実験では、似た分野や年代の人のデータばかりだったが、QUINTBRIDGEでは多様な人、特に我々が求めていたオフィスワーカーのデータや声が集められたのがよかったです。
求める成分や、体の不調の特性、さらには朝は眠気が課題だけど夕方には目の疲れが課題になるだろうといった仮説の確認ができたことも嬉しかったですね。」
実際に、実証実験を行った今回のサービスは、今年3月に実際にグラングリーン大阪「SLOW AND STEADY」に置かれることが決まったり、QUINTBRIDGEで出会った方からの依頼で、実装の場が増えるなど、躍進中とのことです!
最後に、経験者としてアドバイスをお伺いすると、
「会いたい企業や人が来る、イベント開催するタイミングに合わせるなども一つの手。
コミュニケーターさんに相談すれば、お繋ぎいただくこともできるかもしれませんし、まずは気軽に提案してみるのがおすすめです。」とメッセージをいただきました。
QUINTBRIDGEで展示・実証実験を行うと…
事業の拡大/共創に繋がるパートナーに出会え、高い確度で深い繋がりができやすくなるといった可能性が待っています!
実施希望の方は、ぜひコミュニケーターに、ご気軽にご相談ください。
●実証実験/展示の概要や申請方法はこちら
皆さん、是非ご活用ください!
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