
- イベントレポート
【淡路島洲本市に関わりたい人集まれ!】激論!地方創生これからド〜する?!生会議イベントレポート
- 公開日:
- 2024.7.22
2024年6月3日(月)QUINTBRIDGE会員である、洲本市(自治体)に関わりたい人を集めて、淡路島ゼロイチコンソーシアムとQBが共催し、淡路島と、洲本市と、淡路島で新規事業を創出し取り組む企業と、若者の新しい憧れを作るための”関わりしろ”を一緒に考えるイベントを開催しました!
淡路島は関西からアクセスもよく、また季節の旬の食が味わえる御食国としても注目を集め、今回も想定を上回る多様な会員が集まりました。
今回は初の試みである生会議の形で、”あの番組”を彷彿とさせる熱いディスカッションを実施!ゲストにはなんと・・・.。QBならでは?!のユニークかつ、くすっと笑える地方創生イベントの様子をお届けします!
|淡路島洲本市ってどんなところ?
瀬戸内海東部に位置する淡路島は、瀬戸内海では最大面積を誇ります。洲本市、淡路市、南あわじ市の三都市の真ん中に位置するのが洲本市。
洲本市の紹介は、洲本市 企画課 高橋壱さんが行います!
人口約45000人、活力と賑わいの低下の背景には、島内に総合大学がなく、進学や就職で島外で若者が流出し、次世代を担う若手の減少が影響しています。洲本市は、淡路島三市で唯一の”消滅可能性自治体”であり、自然減対策や社会減対策が極めて重要だと高橋さん。
一方、洲本市は市街地に飲食店や施設が集まっており島内では中心地といえる賑わいがあり、また周辺には多自然地域とよばれる自然豊かな農村漁村も多くあります。御食国として、海産物や農産物も豊富にあり、歩いて海岸へも行ける素晴らしいロケーションと、地元を盛り上げたいと熱い思いを持っている住民がいます!
|関わりしろ生会議スタート!大物ゲストも登場!?
洲本市の課題と資源について共有し、いよいよ生会議スタート!
モデレーターを務めたのは、某人気番組の名司会者に扮した、NTT西日本 イノベーション戦略室 下川哲平氏!笑いとどよめきに包まれる会場。この日のために、カツラを用意したのでしょうか。満足げにセンターに座る下川さんを見て、参加者の緊張も和らいだ様子です!
モデレーターサポートを務めた”ケロちゃん”ことシマトワークス 藤田美沙子さんからは、「もう後戻りできない...!」そんな強い決意を感じます。
参加者は、「淡路島ゼロイチコンソーシアム」に関わる各企業が掲げるテーマをもとに、参加者の皆さんも一緒にディスカッションする「パネリスト枠」と、観覧する「オブザーバー枠」の2枠に分かれ、ディスカッション後に手元にあるパネルで、「関わりたい」、「もう少し聞きたい」、「挙げない」かを選びます。
「ここは発言したい」という際には、パネルにピンクの付箋「スーパー発言カード」を貼りアピールも可能です!今回、オブザーバーは発言はできませんが、コメントでの参加ができ、コメントはリアルタイムでモニターに表示されるというライブ感のある会議。どうなるのかワクワクした表情の皆さん、最初のテーマに注目が集まります!
|洲本市からのお題は、、
1人目はQBでの自治体ピッチでもお馴染み、洲本市職員 高橋壱さんがテーマを持ち込みます。
「洲本市の地域づくりの蓄積、ズバリ!お金になりませんか?」
域学連携に取り組み、龍谷大、早稲田大、京都大学ほか数々の学生とのプロジェクトを実施してきた洲本市。この蓄積を活かせないかという問いを投げかけます。
まずはファーストインプレッション。司会の田は...いえ、下川さんがパネルを挙げるか呼びかけます!
第一印象から、「関わりたい」のパネルが多数!
パネルを挙げた、赤外線サバゲーに取り組む株式会社二加屋の西野さん。
「域学連携のノウハウを他の地域に売るのはどうか。他地域もやりたいが、どうすればいいかわからないという自治体も多いと思う。」とアイデアを話します。
他の参加者も他地域の域学連携の事例を話しつつ、
「横のつながりを作っていき、連携していくのもいいのではないか」
「日本の暮らしを味わいたい方向けに、歴史を味わえるような体験を事業化するのはどうか。ローカルの人とのつながりを作るなど、場所作りで関わりたい。」
「淡路島への出向経験から、洲本市、淡路市、南あわじ市、と分けずに淡路島一丸となって地方創生に取り組むと伸び代があるのではと感じた。」と熱い議論がされました。
議論の後は、「ファイナル 関わりしろ意思表明タイム」。半数以上の方がパネルを挙げていました!高橋さんは、「想定よりたくさん挙げていただきました。交流会でぜひお話させてください!」とコメントしました。
|淡路島 洲本市と関わる企業の持ち込みテーマ
シマトワークス代表 富田祐介さんは、 地域課題解決への挑戦を通じ、若者と社会人の自己成長を、産・官・民・学・金連携で応援するプロジェクト「淡路島クエストカレッジ」をテーマに話します。
「学生だけでなく、企業、社会人、外国人、多様な人が一緒に学ぶ、オモシロ座組を考えたい!」と富田さん。
関わりたいパネルを挙げた、株式会社スペース 大田寛章さん。
「おもしろい取り組みをされていて興味が湧いた。お子様からお年取りまで混ざり合うカオスな空間という学びの場に関わったことがあり、洲本でも多様な人が関わることで、化学反応が起きるのではと思ったので場作りで関わりたい。」と”関わりしろ”を話します。
富田さんは、「カオス感は大事。多様な方を混ぜてやることが大切だと日々感じている。運営している側も、ゴール地点が見えない、どうなるんだろう!とワクワクを感じられるようなものをやりたい。学生と一緒に研究したら楽しそうと感じる企業さん・個人の方もぜひ関わってほしい。」と話しました。
両親が淡路島出身と縁を感じて参加された、ValueCreation合同会社 山田知宏さんは、
「大人の小学校のような、学び直せる場であったり、淡路島の自然の豊かさを活かし、大人と子供が一緒に自然の中で遊べる場があると面白そう。また人事部のための学びの場も企業向け研修としていいのではないか。」と話しました。オブザーバーから、「人事向けは事業としても成り立ちそう」というコメントも。
続いて、株式会社日建ハウジングシステム 設計部 アソシエイトアーキテクト 前田 賢一さんは、「淡路島で、「住空間の未来」につながる新しい仕組みを探求し、つくりだしたい。」というテーマに話します。
”NewNeighbors構想”という、都会の豊かさと地域の魅力の双方を享受できる暮らしを提案し、洲本市でもワーケーションや、純国産メンマサミットin淡路島での舞台演出、、社員向けにウェルビーイングな働き方ワークショップなどを行っている日建ハウジングシステム。
淡路信用金庫 音田 直毅さんからは、「こういう取り組みをする際によく困るのが土地・場所探しだと思う。そういったところでお手伝い・関わりあいを持ちたい。」とパネルを挙げました。
また、オブザーバー参加者からは、「間伐材もいいが、竹林問題への取り組みの一貫として、竹の風味を活用して空間を演出もできるのではないか。」といったアイデアも出ました。
他にも、下記テーマが持ち込まれ、熱い議論がされた生会議!
【若者のニーズと地方での生活の実態をすり合わせ、地方で若者が働きたくなる流れを作りたい。】
淡路信用金庫 総合企画部 調査役 音田 直毅氏
【『地域』も『人』も『組織』も三方良しの取り組みを実現したい】
AKKODiSコンサルティング株式会社 イノベーション&キャリア開発本部未来創造部 玉川 博之氏
【若者の経験アップデートが出来るプラットフォームnoa+connect洲本チャンネルを盛り上げたい!】
株式会社ワークアカデミー 専務取締役 有井 公祐氏
【自分のスタイルで参加できる地域課題の関わりしろを見つけ、楽しみながら越境学習する冒険者になりませんか】 淡路島ゼロイチコンソーシアム アドバイザー 加藤 順子氏
それぞれが「淡路島」をテーマに実現したい事を持ち寄り、参加者全員で関わりしろを話し合いました。様々なテーマかつ多様な会員での議論は、QBならではの景色で今回もとても盛り上がりました。
|交流会のようす
イベント終了後は、交流会が行われました。生会議で、「関わりたい」「もう少し聞きたい」と挙げた人は積極的に、テーマ提供者の元へ話に行く様子が見られました。
今回、生まれた「関わりしろ」が、洲本市をはじめ日本の地方創生へ繋がり、社会課題の解決の芽となる共創プロジェクトが生まれることを期待しています!
生まれた共創は、どんなに小さなプロジェクトでも、ぜひQUINTBRIDGEに報告してください!パートナー紹介などができたり、「わたしたちの挑戦」としてここでテーマとして取りあげるイベント企画など、新たな出会いの場作りができるかもしれません。
今後も、QUINTBRIDGEでは、社会の課題を解決する共創事業を生むために、イベントやプログラムを開催していきます!リアルで交流できるのがQBの醍醐味。ぜひ現地へお越しください!
イベントページはこちら:https://www.quintbridge.jp/calendar/
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