【武庫川女子大学×QB】想いある事業者✕意欲高い学生の可能性を考えるワークショップを実施しました!
- イベントレポート
2024.8.23
2024年4月19日(金)QUINTBRIDGEの学ぶプログラム「I Lab.(アイラボ)」山崎ゼミ1期卒業生の櫻井 勲さんと同じく山崎ゼミ2期卒業生であり、櫻井さんの事業パートナーの大谷 諒馬さんとともに、櫻井さんのビジネス領域である「香り」を軸に、新しいプロダクトシー ンを考えるというアイディエーションを開催しました。
QUINTBRIDGEでは多種多様な会員が在籍しており、アイディエーションなどのWSでは、会員さんが交わり、様々な視点から生れるアイデアは今まで創造していなかったものが多く生れます。本イベントは、QBコミュニケーターも櫻井さんから相談いただき企画から参加しました。 /
今回は櫻井さんの課題を会員の皆さまとともに考え、自身の発想が広がる体験となったイベント内容をレポート。 また、なぜゼミ期間が重なっていない二人が事業パートナーとなったのか?共創するきっかけや、ゼミ生同士の繋がりもインタビューしました!
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本イベントの進行は、QUINTBRIDGEコミュニケーター 稲垣 奈美が行いました。普段、QBのイベントで「グラフィックレコーディング」も担当しています!
なんと今回は恐らく初となる、QUINTBRIDGEが初めての方がゼロ人のイベントとなりました!オープンして3年目となり、リピートして活用いただいている方が増えたはもちろん、イベント参加者は魅力を体感いただくと、2回目、3回目と参加してくださる方が多いのも本施設の特徴です。
まずは最初にチェックイン!自己紹介タイムです。
自己紹介の順番は、「香りアイテムやルームフレグランスとの距離感」が近い順で行いました!普段から香りグッズやルームフレグランスをよく使っている、香りが近い存在の方は前方に来ていただき、普段香りアイテムに馴染みのない方は後ろへ移動。
1.呼ばれたい名前
2.ここで伝えたい普段していること
3.今日この場にきた理由
を順番に話します。
「普段から香りアイテムを愛用していて興味があり、参加しました!」など、皆さん香りを絡めた自己紹介をしていきます。
・京都の町屋のイベント企画をしていて、普段からお香を使っている方
・営業職でアロマ好きな方
・家業が線香屋の方
・学生でアイディエーションを体験してみたい方
・輸入販売をしている方
など超多様な会員の皆さんが本日のイベントに集まっています!
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Byaku合同会社 代表 櫻井 勲さんは、QUINTBRIDGEの学ぶプログラム 「I LAB.(アイラボ)」山崎ゼミの1期生です。
京都生まれ、京都育ちと、京都の良さを肌身で感じる家系で育ちながらも、京都を一度離れ仕事をすることにより京都の良さ、難しさも知るようになりました。そんな中、京都で昔から伝統的に仏事(お香や仏壇仏具など)で日常的に使われてきた白檀(びゃくだん)を使い、自然由来成分100%製法で豊かな香りが特徴の京都発オーガニックルームフレグランスブランドを立ち上げました。
思いのあるストーリービジネスの知識や考え方のテクニックを学びたく、山崎ゼミへ参加を決意。「お客様に寄り添うためには、”私ごと”と思えるきっかけが必要だと学びました。」と櫻井さんは語ります。
事業パートナーである大谷さんとは、山崎ゼミがきっかけで出会いました。1期生の櫻井さん、2期生の大谷さんと期は違いましたが、山崎ゼミは縦の繋がりも強く、ゼミ後の交流会でお互いの事業について話すうちに、大谷さんの得意を櫻井さんの「香り」事業に反映できるのではと共創が生まれました。
大谷さんは近畿大学を卒業したばかり。自動運転や飲料プリンターの開発などを手がけるスタートアップ『株式会社古殿研究所』を大学教授と共同創業しています。近畿大学は、ものづくりが発展している東大阪にあり、費用の設計や開発の手法について知識を得る機会の多かった大谷さんは、その知見を櫻井さんへ共有したいと思うようになりました。
「20歳年下の青年から、学ぶことがたくさんあります。また、年代も違う方とこんなに熱く語り合えるとは、当初思ってもいませんでした。私の人生経験と気づきだけでは、費用や手法がネックになり、できないことだと諦めていたことも、大谷さんの新しい考え方でブレイクスルーでき、驚きの連続でした。」と櫻井さんは話します。
年齢差も大きい2人だからこそ、お互いが思いつかないようなアイデアを交換し合ったり、費用のかからない方法を模索するなど、櫻井さんが叶えたいアイデアを大谷さんに相談し、大谷さんが具体の方法を提案する形でコラボレーションが進んでいきました。
熱い思い、主体性を持つ会員が集まるQBだからこそ生まれた繋がりに、感謝の思いで「何かQBのために行動したい」と思ったのが今回の開催のきっかけだと、イベント終了後に教えてくれました。
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Aグループ:香りを体験するワークショップ
Bグループ:アイディエーション
2つのグループに分かれてワークを行いました。各テーブルには、4種類の香りとお花の絵の長細いカードをご用意。香りを体験しながら、どの香りが好みか、どんな印象を持つかなど各自感想を共有します。
「香りには、緊張をほぐす効果も期待できますので、いつでもシュッと癒されてください。」と櫻井さん。
まずは、日常で「香り」で困っていること、課題と感じることを共有します。
・オンライン購入がし辛い
・自分の香りが自覚できない
・生ゴミの匂いをすぐに消したい
多様な参加者の皆さんから、さまざまな課題が出てきます。
次に、従来にない購入動機を提供することで、その商品独自の意味を生み出すために、「目的展開」を行いました。例えば、アイスを食べる目的は、「冷たさを得る」、「甘みを感じる」、「辛い口を治す」など目的を深堀り、「香り」の新たな価値提供の可能性を探ります。
「よくある言葉や定義をはなれて、やわらか頭でユニークな視点を持つのがポイントです!」とコミュニケーターの稲垣さん。各テーブルを周り、会員さんのアイデア出しを手伝います。最初は行き詰まっていた参加者も、他の参加者の意見に刺激され、少しずつアイデアが広がっていきます。
・心地よくなるため
・今の臭いをごまかすため
・モテるため
・集中するため
などさまざまな目的を展開しました。
最後に、ユーザの真の目的を想定し、目的を実現する手段=ルームフレグランスの新たな価値を考えて発表しました!
・チーム1
「俺のパートナーが見つかるスプレー」
名刺に香り付けしている方がいたことがアイデアのきっかけになったそう!香りに気が付く人と気付かない人がいることにも着目し、「気が付く人は香りに興味がある=香りに関心の高い共創相手が見つかる」というアイデアが生まれました!
・チーム2
「空間に香りを満たして”食”をアップグレードするスプレー」
お酒だけじゃなくて、空間の香りがいいと、より食を楽しめるもの。楽しい食事をさらに素敵な体験にするというアイデアを発表していただきました!
・チーム3
「ココロに寄り添う香りスプレー」
香りは心に寄り添うパートナーのようなもの。スマートウォッチなど心拍数などに連動して、スマート家電としてその時に必要な香りがプッシュされる家電式の香りスプレーを考えたチームも。
他にも、Byakuの香りがラム酒のようだという気づきから、「禁酒ができるスプレー」というユニークなアイデアも!新しい可能性が広がったアイディエーション。
今回出たアイデアのいくつかはテーマオーナーの櫻井さんに実装してもらいます!どんなアイデアが実現されるのか、お楽しみに!
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櫻井さん QUINTBRIDGEに対して、何ができるのかを考えていて、コミュニケーターの稲垣さんへ相談しながら、どういった形だったらイベントができるのかを固めていきました。こういうアプローチならできるのではないか、当日の進め方まで稲垣さんや辻さんに全面サポートいただき開催ができました。
大谷さん 櫻井さんは、普段は百貨店などで親子向けにワークショップなどは開催されているのですが、今回のようなビジネスの課題について話したり、アイディエーションという形のイベントは初めてでした。普段から、「どうすればもっとフレグランスを使っていただけるのか」とう経営に関する相談をお話していて、単純にワークショップを体験してもらうだけでなく、新しい商品アイデアが出て共創に繋がるような場になるといいねと相談しながら、具体的な内容は稲垣さんが手厚くサポートしてくださり、進めていきました。
櫻井さん やっぱり面白いですね。普段お客様として、香りについて感想いただくことはありますが、「こういうシーンで使るよね」という話までは聞く機会がなかったので、新しい発見が多かったです。
大谷さん 普段のワークショップだと、教えるという形で一方通行のコミュニケーションが多いですが、意見を交換したり、質問しあったりと相互のコミュニケーションが取れたのがすごくよかったと思います。私は普段、櫻井さんのブランドである「Byaku」について、客観的な意見をお伝えしたいと思っているのですが、やはり1年ほど関係性があり愛着も湧いてきますので、完全に客観的な視点を持ち続けるのは難しいと思います。そんななかで、今日参加いただいた皆さんからの意見は新鮮でしたし、面白い・実践したいという案もたくさんいただきました。
櫻井さん アイデアの付箋を見るのが今から楽しみです。アイデアを出す際、あえて私は参加しないようにしていたのですが、Byaku側の視点がゼロの状態から出していただいたアイデアはユニークで、多様な方に参加いただいたのも良かったです。
櫻井さん 私は、山崎ゼミ1期生で、卒業後は事務局としてゼミ活動のお手伝いをしていました。山崎ゼミは卒業生も交流会によく参加するので、そこで大谷さんと出会ったのがきっかけです。なんか尖った若い子がいるなと思っていましたね(笑)
大谷さん 交流会の2次会で、私がたまたま誕生日ということでグルメな櫻井さんが「おいしいカツカレー食べに行かへん?」と誘ってくださり(笑)ちょうどその頃、櫻井さんがクラウドファンディングに挑戦されていて、私がクラファン経験者だったので、ページ確認・編集・アドバイスなどお手伝いをさせていただくことになったのが始まりです。
櫻井さん 今日もたまたま山崎ゼミの1、2、3、4期から1人ずつ来てくれています。そのくらい何期かは関係なく縦横の交流があるのが魅力ですね。あとは、事業家が多いからなのか、年代が違ってもズバズバと意見をいう方が多くて、だからこそ年齢関係なくフラットな仲間として付き合えていると思います。
大谷さん 普段は大学の教授など年上の方に遠慮してしまうこともありますが、櫻井さんとは20歳差ですが、出会いがゼミだったのと、ビジネスのことは本音で話さないと相手のためにならないという思いがあり、熱く話させていただいています(笑)
櫻井さん 知れば知るほどスタッフさんのフォローが手厚いなと感じます。また、これだけの施設が無料で使えるというのは、他にない魅力だと思います。イベントの質もそうですし、打ち合わせでも利用させていただくことがありますが、やっぱり雰囲気がいいのでお客様とも明るい気持ちで話ができますよね。
大谷さん 大学にも共創の場は多くあり、さまざまな企業の方と出会う機会はありますが、「場」というハード面はあっても、ソフト面がここまで質が高く機能している施設はなかなかないと思います。「コミュニティです」と名乗る施設は多くありますが、コワーキングスペースや自習の場になっていることが多いなかで、QUINTBRIDGEは会員と会員が出会い、つながるコミュニティとして機能しているのが最大の魅力ですね。だからこういうイベントがしてみたいとスタッフの方へも相談しようと思えますし、開催に至ったのだと思います。
お二人とも、山崎ゼミ(I Lab.)に参加したことにより、QBでの繋がりを感じ、共創にいたったと熱く語ってくださりました!櫻井さん、大谷さん、ありがとうございます!
こんなパートナー探しています、やイベント登壇していた人と繋いでほしい。
こういう目的のイベントを開催したいがどうすれば良いかわからないなど、困った際にはお気軽にご相談ください!
どんなことでも、雑談でも、まずはスタッフとご気軽にお話しましょう!
櫻井さん、大谷さんが参加したILabは現在募集は終了していますが、
QUINTBRIDGEでは、教えあい・学びあい・切磋琢磨で成長する、超多様性・超上昇コミュニティ「UP↑UP↑Program」を運営しています。
https://www.quintbridge.jp/program/up/
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会員同士で課題を持ち寄り、学び合う「We Lab.」メンバーも募集していますので、下記ページをチェックしてみてください!
https://www.quintbridge.jp/program/detail/202304250000.html
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