
- プログラムレポート
「We Lab.」”デザイン思考”や事業のピポット、企画力のコツについて講義!第4回レポート
- 公開日:
- 2024.1.19
2023年11月22日、QUINTBRIDGEの学ぶプログラム「UP↑UP↑Program」の「We Lab.(ウィラボ)」第4回目ビジネス講座が開催されました!
施設理念の「Self-as-We」を体現するプログラム「UP↑UP↑Program」の1つであるWe Lab. は、会員の互助によるハイレベル成長プログラムです。
超多様な会員が集まるQUINTBRIDGE。会員の皆さんがお互いのアセットを共有し合いながら学びや共創に繋げていくことを目的としています。
本イベントは、We Lab.メンバーになることで無料でご参加いただけます。
今回は、デザイン思考、事業企画のワークショップ、さらに事業ピボットのコツ等、さまざまなテーマで、豪華講師陣にご登壇いただきました!
そんな「We Lab.」会員限定講座の様子をお届けします!
▼WE LAB. Day4 全体スケジュール
= UP↑UP↑ Pitch(新規メンバー自己紹介)=
Chapter1
すごい!やばい!を生み出す 発見・発想・発案の秘訣とは?
株式会社Wide Open Marketing 櫻田 人司 様
Chapter2
大いなるしくじり先生が語る 失敗から学んだ事業拡大・ピポットのコツ
株式会社スマートショッピング 林 英俊 様
= UP↑UP↑ Meetup(交流会)=
Chapter3
あなたの魂がセカイを変える「事業企画入門」ワークショップ
デジタルハリウッド株式会社 児玉 浩康 様
まずはWE LAB.恒例の自己紹介ピッチからスタート。
第1回から参加し、「We Lab.」を通じて顔馴染みになったという会員さん達や、今回が初めての参加という方も!
お隣にいた会員の方にお話を聞いてみると、
「QUINTBRIDGEに何度か来たことがあり、イベントで知り合った方の紹介でWe Lab.を知りました。今回は気になるテーマだったので現地参加しました。」
とコミュニティに参加した理由を教えていただきました。

1コマ目は、Wide open Marketing 櫻田人司 様にご登壇いただきました。
■すごい!やばい!を生み出す 発見・発想・発案の秘訣とは?
講師:株式会社Wide Open Marketing 櫻田 人司 様
https://wideopenmarketing.jp/
元レッドブル・ジャパン関⻄ブランドマネージャーとして、ブランド、インフルエンサー、フィールド、地方創生、イベントなど様々なマーケティングの仕掛け人として活躍する櫻田さん。第1回We Lab.でもご登壇いただき、大好評だったマーケティング講義ですが、今回は、「Red Bull流 マーケティングのデザイン思考活用術」についてお話いただきました。
顧客の潜在ニーズを「発見」するためのデザイン思考、抽象化されたニーズを具体化する方法、またニーズに対する具体的な解決法の提示の仕方について、フレームワークに当てはめながら今日から実践できる思考法について講義いただきました。
Red Bullでの奇想天外・前代未聞のプロジェクトを実現したアイデア創出のスキルや、さらに具体的な企業の事例として、金子コード株式会社について紹介。元々通信ケーブルを展開していましたが、【電話で声を伝えたい→コードを作りたい→細い線をつくりたい→線を作りたい】と、自分たちの提供できるものを少しずつ抽象化してから、課題を統合し、「細い線」から「医療用のカテーテル」を展開。医療用のカテーテルで日本のトップシェアになったという事例から、新たな組み合わせから解決方法を見出す方法についても教えていただきました。
日々ユニークなマーケティング施策を考えるための「アイデア湧き出す8箇条」についてもご紹介!参加者は真剣な眼差しでメモをする様子が見受けられました。
2コマ目は、株式会社スマートショッピング 林 英俊 様にご登壇いただきました。

■大いなるしくじり先生が語る 失敗から学んだ事業拡大・ピポットのコツ
講師:株式会社スマートショッピング 林 英俊 様
https://smartshopping.co.jp/
林さんは、多くの事業ピボットを経験しながら、「リアルタイム実在庫」で現場DXを成功へ導くIoT在庫管理サービス「スマートマットクラウド」を展開。自身の”リアル”な経験から、事業開発の難しさや起きうる悩み、ピボットのコツ、事業拡大のヒントについて講義いただきました。
現在は900社以上の顧客を抱える「スマートマットクラウド」ですが、合計4回のピボットを経て今に至ります。「創業当初はショッピングサイトだったが、うまくなかった。」と林さん。そんな苦労の中でも、「買い物の未来を作る」というビジョンはぶれずに必ず達成したいという強い思いがありました。
そこで最初のピボットをし、IoTで自動購入して、家に常にビールなどのストックがあるような自動で買い物ができるサービスに挑戦。しかし、試作が実装レベルになるには課題が山積みでした。なんとかテストマーケティングができるレベルになっても、日本で量産するには生産コストが合わずに断念。コスト・品質・電力などの壁が辛く、動くものと売れるものは違うと気づきがあったと語ります。
また、いざテストマーケティングをすると、消費者はさほど家のストックに悩んでいないということが明らかに。そこで再びピボットを決意。悩みが深いBtoBをターゲットにシフトします。
そこから4度目のピボットを経て学んだ着眼点やピボットしていくコツ、さらにチームビルディングでのしくじり実体験もお話いただき、スタートアップに起きうるトラブルや課題への向き合い方、事前に知っておくとよい実体験からの学びをお話いただきました。
最後に、「良い組織作りには、リーダーの姿勢とチームの空気が鍵」だと語る林さん。”リアル”な実例と起業時に遭遇しうる課題を乗り越えるヒントが学ぶことができる講義をしていただきました!
3コマ目は、デジタルハリウッド株式会社 児玉 浩康 様にご登壇いただきました。

■あなたの魂がセカイを変える「事業企画入門」ワークショップ
講師:デジタルハリウッド株式会社 児玉 浩康 様https://www.dhw.co.jp/jobs/2024/interview9.html
https://gsacademy.jp/
デジタルハリウッドで勤めながら、2015年にTech起業家を養成する学校「ジーズアカデミー」を社内で立ち上げた児玉さん。すでに100社を超える起業家を輩出し、起業支援だけでなく起業家の集まるコミュニティとしても機能しています。
事業のテーマを考えるために必要な要素について、「どんなビジネスもたった一人の想いから始まる。」と児玉さん。
そもそも事業とは何なのか。「誰かの課題をあなたの行動で解決し、顧客が幸せになった分の対価を受け取り、生活ができるから事業に専念できる。この繰り返し自体があなた自身の幸せであり、幸せがループする仕組みを造ること」。世界を変えているスタートアップたちの事例紹介とともに、全ての企業にはまず事業があります。そして新しい事業を造るのに大切な原体験が重要であり、それが「Why me = 信念・価値観」に繋がっている。
本講座では、そんな事業企画に欠かせない「Why me」を探るべく、原体験ワークショップを行いました。
3つの質問に個人で答え、4〜5回なぜを繰り返し、深掘りします。その後にグループになり、個人ワークを元に「あなたはどう、たった一度の人生を生きたいのか」、もしくは「自分を動かしてきた美意識・価値観」についてシェアし、聞き手は話し手に「5W1H」で繰り返し質問をします。

ワークショップの最大の効果は、自分では引き出せない発想や感想、感性を引き出すことができること。
参加者の方からは、
「個人ワークを通じて、なぜ自分が今の事業に興味があるのか理解が深まりました。また質問を繰り返しされることによって曖昧だった思いの輪郭がくっきりする感覚になりました!」
「事業を造ることに興味はあるけど具体的に何をすべきか悩んでしまいますが、”Why me”の話をお聞きして、思いを大切にすべきだと学びがありました。また立派な理由じゃなくても、個人的な思いや経験から事業企画をしてもよいという考えが、私にとっては新鮮でした。」
と学びや、他者との対話を通じた新しい発見があったと感想をいただきました。
初参加の会員さんも、ワークショップ後に名刺交換をする様子、気になったテーマについて話す様子が見られました!学ぶだけはなく、つながりが生まれる本プログラム。
コミュニティ限定だからこそシェアしていただいた、大切な会員のみなさんのアセットである本講座は、このレポートにすべては公開できません。普段はお聞きできないような豪華講師陣の生のお話をぜひ、現地で参加してみませんか?
WE LAB.参加後は、facebookコミュニティでの交流なども可能です!ともにビジネス共創を目指して教え合う・学び合うことに積極的に取り組める方をお待ちしています。
▼「We Lab.」に参加希望の方は、HP上のエントリーフォームよりエントリーをお願いいたします!
■WeLabのイベント風景
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