鹿児島の隠れた名産 島バナナのブランディングアイデアを考えよう! 〜鹿児島県新産業創出室協力 課題解決イベントレポート〜
  • イベントレポート

鹿児島の隠れた名産 島バナナのブランディングアイデアを考えよう! 〜鹿児島県新産業創出室協力 課題解決イベントレポート〜

公開日:
2023.8.30

2023年7月11日、『鹿児島の隠れた名産 島バナナのブランディングアイデアを考えよう!〜鹿児島県新産業創出室協力 課題解決イベント〜』を開催しました!

ご登壇いただいたのは鹿児島大学法文学部澤田ゼミ在籍 株式会社novelio 代表 宮田陸さん、鹿児島県 商工労働水産部 産業立地課 新産業創出室 スタートアップ支援係 主幹兼係長 濵田圭史さん、そしてNTT西日本 イノベーション戦略室 村山の3名。

今回は参加者の皆さんと一緒にアイデアを考えるワークショップスタイル。
様々な領域の方に参加いただき、盛り上がったイベントの様子をレポートします!

プログラム概要

みなさん「島バナナ」をご存知でしょうか?
「島バナナ」は、沖永良部島を含む鹿児島県の島嶼で栽培されている、通常より小ぶりなサイズです。
一口食べれば、最初に広がるのは甘さと香り。そして、後からやさしい酸味が広がるという、絶妙なバランスを持っています。

ところが、「島バナナ」は、まだまだ認知度が低く、島の農家も小規模なため、安定的な供給が難しいという課題があります。

そこで、この課題に取り組むべく、宮田さんが立ち上がりました!!

宮田さんは、島バナナの魅力に惹かれ、様々なリスクを分散し安定供給を可能にするシステムの構築に取り組んでいます。
そして、国産ラム酒ベースの島バナナリキュールなど魅力的な商品の開発、島内の雇用機会の創出にも力を注いでいます。

そんな宮田さんから、
「島バナナ」の魅力についてご紹介いただき、一緒にブランディングアイデアについて、参加者の皆さんとディスカッションしました!

イベントレポート

参加者の皆さんにお話を聞いてみると、QUINTBRIDGEに来たことある方ばかり!
鹿児島が好きな人、QUINTBRIDGEにご縁があった方、別のイベントに参加して人との繋がりに魅力を感じて参加いただいた方が多くいらっしゃいました!

まずは宮田さんに鹿児島県の魅力、そして島バナナの紹介をしていただきました。
現状かかえている課題、「もっと島バナナを知ってほしい!」と熱い思いを語ります。

参加者の皆さんに、実際に島バナナの商品、島バナナの加工品、黒糖(がじゃまめ)を試食していただきました!

グループごとに味の感想を共有しあいます。

「初めてたべたけど美味しい!」
「さっぱりしていて加工食品にも向いていそう」
など様々な感想が飛び交いました。

鹿児島のの魅力を味わった後は、ワークショップに移ります!

(ワークショップの様子のお写真)
まずは個人ワークで、
・何を?(商品・サービス・コンテンツ等)
・誰に?(ターゲット)
・どう知ってもらうか?
を自由に考えていただきました。

その後グループ内で発表していただき、アイデアを組み合わせたり、意見交換を実施しました。

■ ワークショップで出たアイデア
商品:ドライフルーツ
理由:酸味があって、タンパク質があり、加工性があり、栄養価が高いため
ターゲットは20代女性。
内容:あえて、バナナ表記をやめてブランドネームを付けて、リブランディングして売っていく。
バナナ業界を超えて、新しい食品として認知拡大をめざす

商品:ふるさと納税の返礼品
ターゲット:鹿児島県民
理由:地元での認知もまだまだ伸ばせると考えたため
内容:地元での認知をまずは上げ、取り扱いを増やし全国へ認知拡大していく

他にも、「さつま揚げ×バナナ」、「島バナナのゆるキャラ」など様々なアイデアが飛び交い盛り上がりをみせたワークショップ!

イベント登壇者の想い

(鹿児島大学法文学部澤田ゼミ在籍 株式会社novelio 代表 宮田陸さん)

「今回は島バナナの売り方だけではなく、新しいネーミングだったりアイデアのヒントをいただき、まずは島バナナについてや鹿児島県の課題を知っていただくきっかけとなればとイベントを企画しました。国産バナナとも輸入バナナとも違った僕たちだけの島バナナのネーミングが生まれたらと考えていましたが、ワークショップでは多くの、自分たちでは思いつかないようなすごく良いアイデアをいただきました!

イベントを開催してみて一番よかったこと、印象的だったことは、こんなに真剣に考えて向き合ってくださる方がいるんだなと気づけたことです。このような機会は今までもありましたが、やっぱりQUINTBRIDGEの会員の皆様の自分事で考えてくださったり、積極的に発言や発表をしてくださるマインドが本当に有り難く、心に残りました。真剣に、情熱を持って参加いただいた皆様に、改めて感謝をお伝えしたいです。」

「QUINTBRIDGEは鹿児島県としてもパートナーとして会員にならせていただいています。昨年の地方自治体のピッチイベントで登壇させていただいたことがきっかけで、会員さんとよく意見交換をさせていただくなど活用させていただいています。QUINTBRIDGEのイノベーション施設としての情報発信や交流、イベントなど参考にさせていただきながら、コワーキングスペースでの新事業の創出や推進方法など学ばせていただいています。

本イベントを通じて、「鹿児島の人間が島バナナを知らないというのも1つの課題だよね。」と愛のある皆様の生のご意見を伺い、我々としてもさらにPRに力を入れていかないといけないと感じました。

まったく予想していなかった新たな島バナナのPR方法、加工、ブランディングのアイデアをいただきましたので、今回QUINTBRIDGEでの出会いがきっかけとなり、イノベーションが生まれることを期待しています。」

QUINTBRIDGE運営スタッフの想い

(NTT西日本 イノベーション戦略室 村山)

「今回のイベントでは、まずはQUINTBRIDGE会員でもある鹿児島県の島バナナについてのワークを通して自分事と捉えていただくことで、参加者の方にはこれを機に鹿児島県を始め、遠い地域の社会課題を知り、考えるきっかけとなればいいなと思い、企画しました。本イベントを通じて地域課題を解決するための共創が生まれるきっかけとなることを期待しています。今回のイベントではたくさんの新しいアイデアを出していただきましたので、鹿児島県の課題解決のヒントとなったり、またワークショップで交流いただくことで人との繋がりや交流が生まれると嬉しいです。」

まとめ

ワークショップ後は、交流タイムを通じて登壇者と参加者、参加者同士での名刺交換や意見交換、交流が行われました。

ご登壇、そして参加いただいた方には、「普段出会えない領域の人・企業・団体との出会い」に魅力を感じていただいているとお答えいただきました!

今後もQUINTBRIDGEのサイト、イベントページにて告知・募集していきます。
また開催したいテーマも随時募集しておりますので
法人会員の方はご気軽にQUINTBRIDGE運営局にご相談ください!
イベントページ:https://www.quintbridge.jp/event/

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