QUINTBRIDGEの新しい学ぶプログラム「We Lab.」 第二回は地域課題や共創をテーマに登壇いただきました!
  • プログラムレポート

QUINTBRIDGEの新しい学ぶプログラム「We Lab.」 第二回は地域課題や共創をテーマに登壇いただきました!

公開日:
2023.8.22

2023年7月26日、QUINTBRIDGEの新しい学ぶプログラムである「We Lab.(ウィラボ)」の二回目のイベントが開催されました。

施設理念の「Self-as-We」を体現するプログラム「UP↑UP↑Program」の1つである「We Lab.」 は会員の互助によるハイレベル成長プログラムです。
「学びあい、教えあう。」をテーマに、講師も会員同士で担い合い、お互いのアセットを共有し合いながら学びや共創に繋げていくことを目的としています。

第二回は、地域課題への取り組みに関心の高い参加者の皆さんに満足いただける内容となりました!

そんな「We Lab.」の様子をレポート!
最後に参加方法も案内していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

|プログラム概要

▼We Lab. Day2 全体スケジュール
13:00~13:10
 UP↑UP↑Program説明

13:10~14:30
 ローカルにおける「いきる」ための場づくり ~事業性と評価しづらい価値と、続くことについて~
  株式会社ここにある 藤本 遼 様

14:40~15:00
 UP↑UP↑Pitch(新規メンバー自己紹介)

<Lightning Talks>
15:10~16:30
 多様な人々との共創から価値を生み出すインクルーシブデザイン
  合同会社Ledesone 常岡 天祐 様

 見た目で自分らしさと自信を表現する ~船場ビスポークが提案するセルフブランディング~
  船場ビスポーク 瀬島 京子 様

 地域子育て支援拠点事業を中心に。SNS・オンラインを活用した親子のつながりづくり
  一般社団法人U-me 望月 里恵 様

16:40~18:00
 地域課題解決の切り札 ~ゲームとeスポーツのチカラ~数々の解決事例とその本質について
  NTT西日本 中島 賢一 様

18:00~18:30
 UP↑UP↑Meetup(交流会)

会場には初めてイベントに参加した方、WeLab.第一回に参加して二回目も参加いただいた方、ゼミプログラムのI Lab.(アイラボ)に参加している方など様々な会員がいます。

近くに座っていた会員の皆さんにお話を聞いてみると、

「前回のビジネス講座が大変勉強になり、今回もぜひ直接お話を聞きたいと現地に足を運びました。」

「だんだん顔見知りが増えてきて、人との繋がりを感じています。私もこちらの方にQUINTBRIDGEを紹介して、今日は一緒に来てみたんですよ。」

と早速学びや繋がりを感じていただいている様子です!


1コマ目は、株式会社ここにある代表取締役/場を編む人 藤本 遼 様にご登壇いただきました。

◆ 株式会社ここにある代表取締役/場を編む人 藤本 遼 様
地域プロジェクト・共創デザインのプロが語る ローカルにおける「いきる」ための場づくり ~事業性と、評価しづらい価値と、続くことについて~
https://coconiaru-inc.com/

「まずは近くの人と自己紹介しましょう!」

藤本さんの言葉で、はじめましての参加者同士で興味のある領域や参加したきっかけなどを話し、会場が暖かい雰囲気で講座がスタートします。

兵庫県尼崎市出身・在住の藤本さんは、「すべての人が楽しみながら、わたしとしての人生をまっとうできる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトや活動をしています。

尼崎ってどんなイメージ?
「工場が多い」「治安が…」そんな印象があると言われることもありますが、実は神社やお寺も多く、2019年には400年の時を越えて新築の尼崎城が再建される等おもしろい街だと語る藤本さん。

「いかしあう生態系の編み直し」をキーワードに、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行っています。

「お寺とカレーって、なんか相性よさそうと思って、カリー寺というお寺でカレーを食べるイベントを作っています。」
参加者からは、「知ってる!」「カレーと寺?」「合いそう!」等の声が。
カリー寺は、口コミが口コミを呼び、全国各地に少しずつ広がっているそう!

参加者の中には「地域の場作り」に関心があるという方も多く、皆さんメモを取りうなずぎながらお話を聞いていました。

「”社会課題・地域課題”を入り口ではなく、個人の関心や、なんとなく面白そう、おしゃれ、そういった感覚を大切にしています。
また、アウトプットのクオリティとプロセスのクオリティがあると思っていて、僕たちは関わっていただく方の満足感等のプロセスのクオリティも大切にしていきたいと考えています。」

最後に参加者からの「藤本さんはどこに喜びを感じますか?」という問いに、

「あんまり皆が気づいていないアイディアを思いつくことはもちろん、やっぱり「人」です。一緒に取り組めて嬉しいということに尽きますね。家族のようでもあるし、仕事仲間でもあるし、友達でもあるし、近所の方でもある。そんな人との繋がりが喜びです。」

そんな藤本さんの言葉には、真剣ながらも遊び心のある、あたたかい人柄が見受けられました。

2コマ目は、Lightning Talks(ショート発表)。
様々な領域で活躍中の3名にご登壇いただきました!

一人目は、合同会社Ledesone(レデソン)代表/インクルーシブデザインプランナー 常岡 天祐(つねおか てんゆう)様の講義です。

多様な人々との共創から価値を生み出すインクルーシブデザイン
ワークショップやリサーチを通じた企業の製品・サービス開発改善やDEI支援や、発達障害との共創プロジェクト「ハッタツソン」を展開するなど、見えづらい障害や特性を活かしたインクルーシブデザインに挑戦するプランナーとして活動されています。
https://ledesone.com/

可視化され辛い困りごとや特性をもつ人を救う手段として、インクルーシブデザインの価値は多くの企業に広がっており、高齢者や障がいを持つ方の意見を元に開発された商品の事例などを紹介いただきました。

二人目は、船場ビスポーク店主 瀬島 京子(せじま きょうこ)様の講義です。

見た目で自分らしさと自信を表現する ~船場ビスポークが提案するセルフブランディング~
アパレル⇒人材会社⇒金融会社の秘書を経て、創業100年の老舗テイラーで4年半修業の後、2021年1月に船場ビルディング(大正14年竣工の登録有形文化財)にてオーダーメイドサロン「船場ビスポーク」を開店。
https://sembabespoke.jp/

ファストファッションの流行により、職人の高齢化やアパレル従事者の低賃金問題、また洋服は製造過程の環境負荷も大きい等の課題が多く存在しています。

そこで、真のオーダーメイドの価値を提供すべく開店を決意し、バンチブック(布見本)から製品を作るなど全ての材料を活用しサステナブルなブランドを展開。

第一印象をきめる身だしなみの重要性、色が持つイメージや印象の力、センスアップのコツ等の自分らしさを表現するテクニックについて語っていただきました。参加者が思わず自分の服装をチェックするシーンも!

三人目は、一般社団法人U-meファウンダー/代表理事/助産師 望月 里恵(もちづき りえ)様の講義です。

地域子育て支援拠点事業を中心に。SNS・オンラインを活用した親子のつながりづくり
臨床・地域母子保健事業で感じた生み育ての課題感を解決するべく、2021年に U-me を設立。大阪市委託のひろば型子育て支援拠点 「U-me-cafe」、天満橋近郊の親子とまちをつなげる共創企画「水辺はぐくみプロジェクト」、グランフロント大阪にて妊娠期から親子と企業・地域・支援者をつなげる「Well-beingな生み育て準備」などを企画・運営 。クリエイティブ × 助産というハイブリッドな視点で生み育てる人のウェルビーイングを探究している二児の母。マインドフルネスストレス低減法(MBSR)認定講師。
https://umisodate.com/

元々助産師として活動する中で、産後の経験や知識がない・サポートがない・つながりがない
という子育てならぬ「孤育て」に悩む方の多さに気づき、「つながり」「体験」「知識」が大切だと気づいたと語る望月さん。
妊婦やママが不安を解消でき、つながることのできる場作りを提供したいと地域子育て支援拠点事業を展開。「つながり」をテーマにお話していただきました。



3コマ目は、NTT西日本 中島 賢一が登壇させていただきました。

◆ NTT西日本 イノベーション戦略室 ソーシャルプロデューサー 中島 賢一
地域課題解決の切り札 ゲームとeスポーツのチカラ。~数々の解決事例とその本質について~

「私ね、名刺が35枚あるんですよ。」
と会場を騒つかせた、福岡eスポーツ協会 会長/NTTe-Sports 取締役/NTT西日本 ソーシャルプロデューサー/その他35枚の名刺を持つ中島さん。

民間IT企業を経て、福岡県に入庁。福岡県にてITやコンテンツ産業振興を活発に行い、ソフトウェア産業の中核拠点の福岡県Rubyコンテンツ産業振興センターを立ち上げます。

2013年4月より福岡市に移籍。ゲーム・映像係長や創業支援係長として、ゲーム、映像などのクリエイティブ分野やスタートアップ企業のビジネス支援に奔走。 

「福岡の役所にプロジェクションマッピングを映したら面白そうと思ってやったらすごい人が集まってね。警察や役所の人に”いい加減にしろ!”って怒られたこともあります(笑)」

最初は反対していた自治体や警察、近隣の商業施設も、10万人が参加し27億の経済効果を生んだと知ると協力的になったと笑いを誘います。

福岡eスポーツ協会 会長も務める中島さん。世界中の格闘ゲームプレイヤー達が集まる対戦格闘ゲームトーナメント『EVO』を福岡で開催し、大きな話題を呼びました。

これらの活動の共通のテーマは「ゲームで地方創生」。
現在力を入れて取り組んでいるのは、「小学校の授業で任天堂Switchを利用してプログラミングを学ぶ※」というプロジェクト。

※参考:https://miraiz.ntt-west.co.jp/19.html

プログラミング学習が目的ではなく、子ども達が企画から発表まで行い、考える力を成長させることが目的だと中島さんは語ります。

また、「地元の良さを伝えるゲーム」というテーマにすることで、地域について調べて理解が深まり、地元を好きになってほしいという思いも込められています。

こちらのプロジェクトは、中島さんがメンターを務めるQUINTBRIDGEの新しい学ぶプログラムである「UP↑UP↑Program(アップアッププログラム)」の I Lab. 「ガチ事業開発ゼミ」のテーマとしても取り扱われる予定です!

 I Lab. 「ガチ事業開発ゼミ」説明会の様子(※募集終了)
https://www.quintbridge.jp/library/detail/426je4n6xz0/


エンタメの力で地域創生や、地域の教育を盛り上げる可能性について語っていただきました!


|学ぶプログラムWe Lab.はメンバー募集中!

第一回に続き多くの方に参加いただき、最後の交流タイムも盛り上がりを見せた第二回「We Lab.」。
ご登壇、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

学ぶだけはなく、つながりが生まれる本プログラム。
本内容はコミュニティ限定だからこそ、シェアしていただいた大切な会員のみなさんのアセット。
このレポートにすべては公開できません。
ぜひ、次回は現地で参加してみませんか?

教えあい、学びあい、切磋琢磨で成⻑する。
QUINTBRIDGEだからできる超多様性・超上昇コミュニティ。

ともにビジネス共創を目指して教え合う・学び合うことに積極的に取り組める方をお待ちしています。

▼「We Lab.」に参加希望の方は、HP上のエントリーフォームよりエントリーをお願いいたします!
URL:「UP↑UP↑Program」 We Lab. メンバー受付開始|2023年度用

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