QUINTBRIDGE PITCH Shining Startup <第6回 DX特集>
  • プログラムレポート

QUINTBRIDGE PITCH Shining Startup <第6回 DX特集>

公開日:
2023.6.27

2023年5月24日 QUINTBRIDGEピッチプログラム「Shining Startup For Social Impact」 が開催されました。
 
第6回目のテーマは『DX』
「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション」のことで、企業や自治体等がAI、IoT、ビッグデータ等のデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出等で競争上の優位性を確立することを指します。
 
デジタル化によって変革させるのは、製品、サービス、ビジネスモデルという「企業の売り物」だけでなく、業務、組織、プロセス、企業文化・風土という「企業組織・企業活動」に多岐に渡ります。
 
DX推進はあらゆる企業にとって、重要なテーマとなっており、ますます注目が集まっている領域です。


|プログラム概要

今回はそんなDX業界の注目のスタートアップ企業6社に、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」がめざす「社会課題の解決に向けた共創」についてピッチを行っていただきました。

会場での参加+オンライン視聴、合わせて150名を超えるご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ピッチ中には、現地の参加者やオンライン参加者からの質問が飛び交い、ピッチ登壇企業、そしてDX業界への関心の高さが伺えました!
盛り上がりを見せた現地レポートをお届けします!




■ テックタッチ株式会社
Vice President Sales 西野 創志 様

すべてのユーザーがシステムを使いこなせる世界を実現

(2023.12月末まで公開)
テックタッチは、Webシステムにノーコードでナビゲーションを作成できる「テックタッチ」を提供しています。
SFA,ERP,経費精算などのシステムに「テックタッチ」を導入することで、従業員の誤操作や誤入力を未然に防止し、システムの利活用が定着。システムの効果を最大化させ、DXの実現を推進します。
URL:https://techtouch.jp/
 
 
システム導入の本来の価値を引き出すプラットフォームとして、130社を支援。WEBシステム画面上にリアルタイムのナビゲーションを表示するシステムを提供しています。
ユーザの快適な操作を補助することはもちろん、画面上のどこに入力時間がかかっているの
か、どの入力画面でつまずきドロップアウトしているのか等、システム制作者側のアップデート内容や改善のヒントにも活用いただけます。デジタルを活用していくために、「使えること」「導入当時にかがけた目標を達成いただくこと」の実現のための共創がしたい、そんなピッチを行っていただきました。
 
 
 
■ 株式会社kickflow
代表取締役 重松 泰斗 様

大きな組織でも、運用がラクで、属人化しにくく、セキュリティも安心な、唯一のSaaS型ワークフロー

(2023.9月まで公開)
kickflow(キックフロー)は、販売開始から2年で急速に大手企業へのリプレイスが進む「次世代の稟議・ワークフローSaaS」です。
MonotaRO様、ルートインジャパン様、SHIFT様、グリー様を始めとした上場企業や老舗製造業、大手ホテルチェーン等への切替導入が進んでいます。
URL:https://kickflow.com/
 
 
経済産業省が提唱する「2025年の壁」問題。「DXレポート」で提示されたキーワードで、2025年には現在多くの日本企業が抱えている諸問題(システム導入に関する問題、過度なカスタマイズ、高いオンプレ比率、IT人材の不足等)が顕在化し、国際競争力を失って大きな経済的損失になると予測しています。
この課題に対し、「キックフロー」は大企業向けにかゆいところに手が届く稟議・ワークフローSaaSを提供します。
「まずはシステム部門の方にぜひ課題をヒアリングさせていただきたい」と交流会への期待の言葉も。DX化を促進するため、熱いピッチを行っていただきました。
 
 
 
■ 株式会社ZENKIGEN
代表取締役CEO 野澤 比日樹 様

採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」、1on1改善サポートAI「revii(リービー)」の開発・提供

(2023.12月まで公開)
ZENKIGENは、2017年10月創業。アフェクティブコンピューティング技術を活用した完全内製のAIを用いて伊藤忠商事やソフトバンクなど大手企業を中心に500社以上の採用DXを支援。2021年11月より職場領域に進出。採用から職場での活躍までの一貫したデータを活用し「人事DX」の実現を目指しています。
URL:https://zenkigen.co.jp/
 
 
採用の際、内定者が入社する会社を選ぶ判断材料の一つに「面接官の印象が良いか」が大きく影響しています。「harutaka(ハルタカ)」はAIを使用し、面接官の表情や会話を分析し、「もう少しスマイル!」「しゃべりすぎ」などリアルタイムでアドバイスが可能です。
また面接時のデータを元に、その後の内定辞退の数値を解析。面接官のスキル測定を行い、無駄のない人事DXを促進します。
「録画されることで緊張するのでは?」と導入へのハードルに関する質問には、「好き嫌いで判断されるよりも複数の目で見てもらえ、正しい判断ができることに価値を感じていただいています。」とお答えいただきました。
 

 
■ 株式会社マツリカ
CRO 山本 剛義 様

 Sensesは『現場ファースト』でビジネスの成長を支援します

Senses(センシーズ)は、現場ファーストでビジネスの成長を支援するユーザーに選ばれるセールス・マーケティングプラットフォームです。蓄積された情報からAIが営業の成功・失敗事例を解析して、いつ・誰に・何を・どのように行うかを直接的に支援します。データ入力負荷の低さや、フェーズ別に個人の強み・弱み分析ができる特徴を用いて、情報蓄積の文化醸成やデータを活用した人材育成など、営業チーム変革へのアプローチを可能にします。
URL:https://mazrica.com/
 
 
 
SFA/CRMを導入し営業改革をする際の「失敗の要因」には入力、活用、運用の3つのコストが考えられます。
Senses(センシーズ)は入力内容に基づいて分析し、「次はこのような行動をしてください」というところまで明確に提示します。
1度はツールを導入したことがあるがうまく活用できず、思うような成果が得られずに結果としてSFAアレルギーを持っている方が多いです。
そういう方にこそ弊社Sensesを体験してほしい、そんなピッチをしていただきました。
 


■株式会社AGE technologies
COO 岡本 遼也 様

高齢社会にテクノロジー革命を起こす

「高齢社会にテクノロジー革命を起こす」をミッションに、ペインの深い煩雑な各種相続手続きの課題を解決するWebプラットフォームを「そうぞくドットコム」ブランドで展開。エイジテック領域の事業者、金融機関や自治体等との連携、共同事業開発等を通じ、既存事業領域の拡充、周辺領域への事業拡大を加速中。
URL:https://age-technologies.co.jp/
 
 
大切な人を見送った後、初めて経験する相続にかかる手続きは複雑で、手間も多くかかります。書類や証明書など10~20種類の書類が必要で、時には相続手続きに半年以上の時間がかかることも。「そうぞくドットコム」は、不動産や預貯金など相続に関する戸籍の取得から、申請書の自動作成システムの提供まで、ワンストップで相続手続きを簡素化。だれでも自分で簡単に相続手続きが可能です。累計登記不動産件数23,000件。財産や家族関係の豊富なデータを利用した共創など、“AgeTech(エイジテック)”と呼ばれる高齢社会の課題解決のためのテクノロジー分野の推進に取り組みたい、そんなピッチを行っていただきました。
 


■株式会社TOKIUM
アライアンス部 パートナーセールスチーム 地戸 将太郎 様

人とテクノロジーの融合、TOKIUMが実現する経理DX

TOKIUMは、経理向けのクラウドサービス「TOKIUMインボイス」や「TOKIUM経費精算」を提供しています。
請求書や領収書といった経理業務に関連する紙やそれに伴う押印は、DXを阻害する大きな要因となっていますが、これらの紙を電子化することは容易ではありません。
TOKIUMはこれらの紙の受領やデータ化を代行し、会社に紙が届かないような仕組みを実現しています。
在宅など柔軟な働き方だけでなく、ファイリング作業や保管場所の削減などコスト削減に寄与することが可能です。
URL:https://www.keihi.com/company/
 
 
"無駄な時間を減らし豊かな時間を創ることで人々の体感寿命を延ばす"
 
そんな "時間革命" を実現するTOKIUM(トキウム)。導入社数は1200社と、多くの企業のDX化・ペーパーレス化を支援しています。請求書受領・経費精算・文書管理などの業務を効率化し、電子データとして一元管理できるサービスを提供。電子帳簿保存法・インボイス制度対応にかかる手間や紙での作業を削減します。
10年間紙を保管するというサービスも!社内から紙がなくなるという、目に見える分かりやすい効果があり、DX化のとっかかりとして導入いただくことも。経理業務のムダを削減するだけでなく、仕訳や承認フローもオンライン完結のため在宅ワーク推進など働き方改革にも貢献します。


|ネットワーキングタイム

ピッチ後には登壇企業と現地参加者の名刺交換会が開催されます。ネットワーキングタイムではピッチ内容・事業に対する質問や交流が活発に行われていました!


過去には、「モビリティ」「ロボティクス」「スマートシティ」「AI」「ヘルステック」等のテーマでも開催された「QUINTBRIDGE PITCH Shining Startup」。

次回は「生成系AI」をテーマに開催予定です。ご登壇の募集はイベントページで募集しますのでスタートアップ企業の皆様はぜひ応募ください。
 
QUINTBRIDGEでは、ユーザーの皆様の「共創」のきっかけとなるようなイベントを多く開催しています。
現地ではもちろん、オンライン参加も可能なイベントもございますので下記イベントページをぜひご確認ください!
 
URL:https://www.quintbridge.jp

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