第2回『Business Match-up!』 登壇6社のピッチ大会レポート!
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第2回『Business Match-up!』 登壇6社のピッチ大会レポート!

公開日:
2023.4.17

2023年3月6日、QUINTBRIDGEでNTT西日本グループの持つ設備点検アセットを活用した「安全で快適なまちづくり」を実現する事業創出をめざし、弊社とのマッチングを目的としたスタートアップ企業によるピッチプログラム「Business Match-up For Next Value」のピッチ大会を開催しました。

|プログラム概要

2022年12月に募集したNTTグループが保有する設備点検アセットを活用した「安全で快適なまちづくり」を実現する事業アイデア・パートナーにつきまして、11社からエントリーをいただき、厳正な書類審査の結果、ピッチ大会の登壇企業6社を決定。

今回は、ピッチ大会の様子とネットワーキングの様子についてレポートします!

本プログラムについて詳細はこちら
URL:https://www.quintbridge.jp/program/detail/hbw1vfuql-9c/

|イベント模様

QUINTBRIDGEの一階メインステージで、NTT西日本グループの持つアセットとスタートアップの持つ革新的なソリューション・プロダクトを組み合わせた事業創出をめざした熱いピッチが行われました!

テーマオーナーであるNTTフィールドテクノ ネットワークデザイン部 課長 山下は、
「ただ事業アイデアを提案するイベントではなく、”本気”で社会課題の解決を担うビジネスの共創をする企業を選出し実行に移すべく、真摯に審査を行いたい」
と、今回のピッチ大会への熱い想いを語ります。

各社のピッチ後の質疑応答タイムではNTT西日本グループの審査員より活発に質問が行われ、時間いっぱいまでピッチ内容への理解を深めました。

NTT西日本グループは今回のピッチ登壇企業様とともに「よりよい社会へ向けたビジネスの共創を生み出す」という強い想いをもって取り組んでいます。


意気込みと今回のテーマについて説明の後、登壇企業6社によるピッチがはじまりました!
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株式会社マップフォー
代表取締役 橘川 雄樹
あらゆる産業に不可欠な空間知能を追求する

株式会社マップフォーは、名古屋大学発の空間知能を開発するディープテックスタートアップ。
・3次元データ計測システム「SEAMS」
・3次元地図作成ソフトウェア「MAP IV Engine」
・3次元環境認識システム「Atomic Engine」
の開発・提供。そしてオープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」を用いた自動運転システム開発・実証実験サポートを推進。

そこで、NTT西日本グループの持つ点群データを活用し、マップフォーで自動運転に利用可能な地図データ作成、さらに自動運転車両から得られるセンサーデータを用いて、継続的な地図データ更新を実施。
今後数年間で爆発的に伸びるマーケットであろう自動運転、社会の変革と創造をともに導きたい、そんなご提案を行っていただきました。



株式会社トルビズオン
戦略参謀(CSO) 深山 治
世界中の空を利用可能にする

株式会社トルビズオンは、世界特許を取得している上空シェアリングサービス「ソラシェア」を展開。独自保険やインセンティブ付与を通じて、地域住民の納得を得た上でのドローン飛行を実現する空のインフラ事業を展開しています。

しかし空の道を整備するのに必要な電柱等の立体情報は、一般的な地図情報だけでは取得が困難です。そこでNTT西日本グループが持つデータ・西日本に張り巡らされた地域拠点網を活用し、安心・安全な空路設計をともに推進したい、そんなご提案を行っていただきました。



■ 株式会社HULIX
代表取締役 守屋 充雄
まちなかを冒険しよう!3次元点群を使った新しいまち歩き体験を

株式会社HULIXは、3Dデータの計測が可能な「LiDAR」センサーを活用した人流解析・空間解析技術を得意とした大阪大学発のベンチャー企業。
3D空間モデル上に、現実世界で起きている出来事を集積し、人・物の流れを理解・監視するデジタルツイン・ソリューションを提供。

街づくり事業者の「街に訪問して回遊してほしい」という課題を、NTT西日本グループが構築している事業スキームに、HULIXの3D技術をアドオンする形で解決。デジタル体験スペース、3次元データを活用したAR体験、さらに広告配信やeスポーツへの活用し、afterコロナに向け急回復中のイベント産業を盛り上げたい、そんなご提案を行っていただきました。



株式会社プライムアシスタンス
総合企画部 新事業開発室 担当課長 新出 剛
「最上級のサービス」で世の中のあらゆるお困りごとからお客様をアシストする会社

株式会社プライムアシスタンスは、SOMPOグループのアシスタンス会社として、4つの領域(モビリティ・ヘルスケア・ホーム・海外)を事業領域として定め、社会課題の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献。

年々増加している「空き家」は、天災地変が発生した際の被害拡大や犯罪の増加等の課題を抱えています。地方自治体・所有者の課題解決のため「事前発見」から「空き家の管理」に、NTT西日本グループが所有する設備点検アセットであるドラレコデータ・MMS・点群データを活用し空き家問題の課題解決を推進したい、そんなご提案を行っていただきました。


Ultimatrust株式会社
CEO 小澤 巌
データ連携基盤Wisbrainを使った安全で快適なまちづくり

 Ultimatrust株式会社は、様々なデバイスから集まるデータを分析し、未来を予測する事で社会課題を解決。AI+IoTに特化したWisbrainPlatformは顧客に対して、既に用意されたモジュールを組み合わせる事で、短期間でオリジナルソリューションを提供する事が可能。

AIロボットや移動体の課題である「障害物や狭い通路をうまく回避し目的地に到達する」ために「電柱・電線」等の広いエリアの点群データが必要。そこでNTT西日本グループが所持している広いエリアの点群データを活用し、配達ドローン、配送ロボ、介護ロボ等の社会課題に貢献する開発をともに推進したい、そんなご提案を行っていただきました。



株式会社スカイディスク
取締役 後藤 健太郎
DXソリューション事業部 副部長 伊原 栄輔
“製造業xAIで業界随一のノウハウと実績”

株式会社スカイディスクは、製造業を中心に198社のお客さまと、460件のプロジェクトに取り組んできました。そこで得た知見・ノウハウをサービス・プロダクトとして世の中に還元し、「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をミッションに、AIを活用したDX推進にチャレンジしています。

物流領域はECの急成長や新しい生活様式の影響による急成長とともに、人手不足・環境配慮等の課題を抱えています。「配送計画最適化AIの開発」をスカイディスクの460件のAI×DXの支援実績と最適ワークスで培った最適化アルゴリズムの開発ノウハウと、NTT西日本グループの持つ正確かつ網羅的な道路情報を掛け合わせ、アイドルタイム削減やCO2削減、工場や物流施設での渋滞解消等の課題解決のための共創がしたい、そんなご提案を行っていただきました。


各社ピッチ後は審査員から質問が行われ、共創に向けた相互理解を深めました。

最後に、NTTフィールドテクノ NWデザイン部 部門長 大許より総評を述べさせていただきました。

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“今回はNTT西日本グループとスタートアップ企業によるビジネス共創ピッチということで、2つのアプローチがありました。

一つは、「強みと弱みを補完し合う」形での共創。
そしてもう一つは「NTT西日本グループのデータを使って皆さんのビジネスを拡大する」形での共創。NTT西日本グループとして、どちらも推進していきたいと考えております。

さらにポイントとなるのは、

1. 地域の課題解決に貢献できるかどうか
2. スピード感持って展開できることは何か

全ての皆さんとやりたい気持ちはありますが、我々の優先していることとミートしている企業様とぜひマッチアップさせていただきたいです。”
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イベント終了後は、現地の会場にお越しいただいたオーディエンスの皆さまも含め、ご登壇いただいた企業の皆さまとネットワーキングを開催!

登壇企業の皆様同士でも活発に意見交換・情報交換が行われ、ピッチの真剣な眼差しとは打って変わり笑顔で談笑する様子が見られました。

今回のピッチではNTT西日本グループとの共創がテーマでしたが、ネットワーキングがきっかけで共創に繋がったという嬉しいご報告もいただいております。


なお、今回のピッチプログラム「Business Match-up For Next Value」の採択企業につきましては、厳正な審査の上、3月30日にQUINTBRIDGE WEBサイトにて発表させていただきました。
詳細はこちら
URL:https://www.quintbridge.jp/program/detail/apc9wtchr9/


登壇いただいたスタートアップ企業、そしてNTT西日本グループがタッグを組んで社会課題の解決に向けた新たなビジネスがいま生まれようとしています。

QUINTBRIDGEには、スタートアップ・大企業・自治体など社会課題に取り組む多様な会員が集まっており、「共創」のきっかけとなるようなイベント・プログラムが多く開催されています。
現地ではもちろん、オンライン参加も可能なイベントもございますので下記イベントページをぜひご確認ください!

URL:https://www.quintbridge.jp/event/

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